ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

待つということ

久々のblogです。

4月も終わろうとしています。

年度末、年度初め、いろいろあったけれど、

何故か 書けませんでした。

 

仕事工房ポポロさんは、岐阜県から委託されて

昨年秋から中濃と西濃での居場所と家族会も開催しています。

私もできる限り参加させていただいています。

 

第2日曜日 ベンポスタ親の会(ポポロふれあいスペース)

第3土曜日 中濃居場所・でんでんむしの会 家族会

第3日曜日 ポポロ家族会(ポポロふれあいスペース)

第4日曜日 西濃居場所・でんでんむしの会 家族会

ひきこもる若者にはがきを書く「風のたより」のボランティアも

第2、第3日曜日の午前中にあります。

 

関市で知り合いが立ち上げたいのでと、協力を頼まれた親の会も

第3水曜日にあり、昨年秋から参加しています。

 

お手伝いしたいという私の思いでしたが

結構忙しくなっています。

 

この頃 家族会でよく話題に上ること

 

「待つ」ということ・・・

 

刺激をしないで 本人が安心してひきこもれるように 待つこと

 

でも、いつまで待てばいいのだろう

待っていたら いつのまにか5年、10年

 

こういう気持ちはひきこもりはだめだとどこかで思っている

「ひきこもっていてはだめだよ。」というサインを送っていることになると

ポポロの中川さんは言われる。

確かにそうだ。

 

今の状態を認める

好きなことをやっていることを認める そして褒める

大切なことだ。

でも、将棋の藤井聡太2冠が小さいころに将棋に熱中していた

それは認め、褒めるだろうが

ゲームに熱中していたら 褒めることができるだろうか

さかなクンが 魚の絵ばかりを描いて勉強しなかった

それでいいと認め、勉強しなくていいと言えるだろうか

中川さんはそう言われる。

子どもはただ好きなだけで そのときは将来のことなど考えていない 

大人の、親の物差しで 認め褒めてはいないだろうか とも

 

確かにそうだ。

親の都合で褒めたって 子どもの心には響かない。

見え透いたお世辞を言っているだけと。

学校へ行かせたいから、就職してほしいから言っているだけだと。

自分自身を認めてくれているわけではないと。

 

私も褒め上手ではないし、

娘に「お母さんに褒めてもらった覚えがない。」と 言われたことがある。

息子がずっと辛い中、一人で頑張っていたのに 

それを認める言葉をかけて来なかったことに気づいて

慌ててメールで言葉を送ったことがあった。

 

ではなぜ、息子は動き出すことができたのか

娘は 不登校せずにすんだのか

 

皆さんの話を聴きながら考えていた。

 

「話をずっと聴いてきたこと」

「一緒に行動し楽しんだこと」

この二つだろうか。

 

子どもたちが小さかったころから

夕飯のときにはずっと話を聴くことに決めていた。

舅には 「いつまで話しているのだ」と叱られたけれど

この時間しか話を聴いてあげられないのでと思ってきた。

 

これがあったから、不登校をした後も

話をすることができたのではないかと思った。

 

不登校してからも

ゲームをしている息子

音楽を聴いている息子のそばに黙って座っていた

息子が作りたかった鉄道模型

レイアウトするための台を一緒に作った

私の父も協力してくれた

バイト代で購入した鎧兜

これにはびっくりしたが

毛靴も欲しいと材料を買ってきたとき

頼まれて私が作った

そんなに好きで興味があるなら 

そういう仕事は?と 私も思ってしまったが、

それはあくまでも趣味の世界だと。

そして、今は福祉関係の仕事に。

 

娘が中学のとき東京まで一人でライブに行きたいと言い出した

夜の東京に一人で⁉ 

心配だったが、話を聴いていると

ファンクラブの貸し切りバスで

直行直帰なので危険性はないかと判断し

許した

漫画を描くための材料を買いに行くのに付き合った

土曜日は娘の登校時間と私の出勤時間をお互いに調整して

娘を送り迎えしランチに行った

娘は好きな漫画からデザイン専門学校へ進み

今は、広告デザインの仕事に携わっている

 

兄妹をみても 

親の考えなど関係なく

自分で道を選んだ

 

こういうことができたのも

毎月

親子ともどもカウンセリングを受けたり

親の会に参加したりして学んできたからだと思った

 

ただ待つのではなく

親も勉強しながら正しい待ち方を知る

皆さんと交流しながら 自分の気持ちを整理する

これが大切なのかなあ。

 

 

不登校・ひきこもりの方は

学校や社会で色々あり 不信感をもっている場合が多い

だから、家族のちょっとした一言でも

やっぱり分かってもらえないんだと

家族に対しても不信感や怒りを覚える

でも、何とかしたいと一番思っているのは本人

 

だから

絶対に道は開けると思う

まずは ご本人を信じて

ご本人とご家族の関係性をよくすることが大切ではないかな