ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

考えさせられたこと 「虚栄心」

 

不登校・ひきこもりでいいんだよ NO.20

 

ひきこもりについての記事は書いてきましたが

久々に私の考えを中心に書きます。

 

19日に ポポロで家族会がありました。

そのとき 話題に上ったことです。

 

ひきこもりの子は 虚栄心が強い

 

ジムに通って 身体をつくる

とりあえずやってみるがない

ブランド志向で ちょっとしたバイトはやらない

自分を大きく見せようとする

 

そうなんですよ

 

だって、ひきこもっている自分を保つためには

そうするほか ないのです

 

ひきこもっている人は

もともといい子が多い

人に気をつかって いい子を演じてきた子が多い

勉強も 仕事も スポーツも頑張って それなりの成績を上げてきた子が多い

人に認められようと頑張ってきた子が多い

 

それなのに

人間関係が上手くいかず 精神的に落ち込んだり

いじめにあったり

就職氷河期で思ったように職に就けなかったり

リーマンショックでリストラにあったり

いろいろな理由で ひきこもってしまった

 

不登校をして 皆より遅れてしまった自分

働き盛りなのに 職に就けずぶらぶらして収入を親に頼っている自分

自分はダメな人間だと 自分を責めている

自己否定の塊りになっている

 

そんな自分を保つには

過去の栄光しかない

 

自分は やればちゃんとできる人間だ!

今は、そのチャンスに恵まれないだけだ!

一時しのぎのことなんか やっていられるか!

 

息子もそうでした

一応ひきこもりから脱して大学に入学

大学の成績が良かったので自信はもったのです

 

しかし

成績を落とさないために バイトはしなかった

皆が自分を慕ってくれたのは

自分が成績がよいから認めてくれているからで 

成績が落ちたら 人は離れていくだろうという要らぬプライド

成績トップだった自分が

就職に失敗した自分を見せることが恥ずかしく

何とか法科大学院へ滑り込み

1年のときは成績もよかったが

司法試験が迫ってくると また、受からなかったらどうしようと

うつ病再発

成績はまあまあで卒業はしたものの 

司法試験を受けることができなかった

 

それでも、このときはバイトをしていた

試験監督というバイト

背広にネクタイ 一見するとフリーターではなく 立派な企業人

こんなところに プライドをもっていた

 

高校生 大学生 大学院生という肩書を失ったとき

息子を支えていたのは 背広にネクタイ

虚栄心だ

 

そのバイトで認められていることを

息子は猛アピールしていた

父親に認めてもらいたかったのだ

 

でも、父親はバイトより

とりあえず 司法試験を受けてみればいいじゃないか

勉強しなくてもいいのか と

 

息子と父親は すれ違うばかり

 

息子は 司法試験に落ちたら 

もう自分の道はないと 自分の一生は終わりだと 思っていて

動くことができなかったのだ

 

子どものころから植え付けられた

成功法則 こうあるべきだ 

これができないのは ダメな人間だ

と、いう考えから抜け出せないのだ

 

だから やらずに

自分は できるはずだに 縛られている

行動を起こすことが 怖いのだ

 

子どものころに植え付けられた価値観は

親や社会の責任

 

だから、親がまずその価値観を崩さないといけない

社会が価値観を変えるなんて 天変地異が起きない限り ない

(新たな価値観は出てきているが 根底は変わっていない)

社会が一人一人を そこまで面倒はみてくれない

支援相談者も 話は聞いても所詮は他人事 踏み込めないところがある

親が一番本人を愛している 一番支えている 

本人も愛し認めてもらいたいと思っている

親が唯一 本人の味方になることができる人間

 

働いて欲しいと思うのは当たり前なことだが

今、それができずに一番苦しんでいるのは 本人

 

親が 今のままの ありのままの 本人を

虚栄心の塊りで 仕事ができず ぶらぶらして 悩んでいる本人を

本当は 一番仕事がしたいのに できなくて 悩んで言い訳している本人を

信じ 認め 愛して 褒めて

あげることが大切 支えてあげることが大切

 

親が今までの価値観だけでなく

色々な考え方があるのだ

色々な生き方があるのだと

心底思えば 

それが 本人に自然に伝わり 自己肯定感が出てくる

 

そうすれば、本人も少しずつ固い鎧を脱いでみようと思う

 

本人の虚栄心をとろうと思うのではなく

親が自分の価値観を広げていこう

 

頭で理解することはできても

心底そう思うのは 確かに難しい

その考えで 何十年も生きてきたのだから

 

でも 大切な 愛している 子どものため

そして、自分のためにも大切なことで

親だからできると信じたい

 

それができたとき 

本人も動き出し 新しい道を見つけることができるし

親も 自分が成長させてもらったと

不登校・ひきこもりの子どもに感謝できるのです💓

 

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