ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

自信の無さ 自己否定はどこからくるのか その3

1月10日  成人の日

今日成人の日を迎えられた皆様

手塩にかけて育てられたご両親様

おめでとうございます。

今の社会は2極化が進んでいます。

誰もが幸せになる新しい時代を作っていってくださいね。

 

さて

毎週金曜日13時から15時までは 仕事工房ポポロのオンライン居場所があります

 

一昨年 コロナ禍でAKIRAライブをオンラインでと考えたとき

ポポロの中川さんも 居場所に皆が集まることができないので

同じようにオンライン居場所ができないか考えていていたのです

そしてのZOOM居場所の計画が始まり、

今もメンバーも入れ替わりながら続いています

今思えば すごいシンクロでした

 

7日のZOOM居場所で中川さんから皆に問いかけがありました

ひきこもの女性が親が亡くなってから

生活が立ち行かなくなり相談に乗ろうとしても

「自分が悪いのだから」

と、それ以上何も話そうとはしないとのこと

皆にもそういう気持ちがあるのかと

 

S君が

「こういう自分にした親が悪い。親のせいだ。」

と自分は思っている。

でも、人と同じようにできない自分

仕事ができない自分

結婚できない自分

世間では当たり前と思われていることができない自分を

悪いと思ってしまうことはあるだろうと

そんなお話をしていました

 

(周囲が話をしていてよく聞き取れなかったので違う言葉だったと思いますが

趣旨としてはこんなことを話していたと思います)

 

確かにそうだなあと思います

息子も8年通信高校生をしていたり

司法試験も受けることができず5年間もフラフラしてましたが

それはそれで一応肩書がありました

できているできていないは別として

世間的には

「通信高校生」として学んでいる人

「司法試験を目指して」学んでいる人

で、通るわけです

だから そこまで自己否定はせずにすみます

 

でも、司法試験が完全にだめになってしまったとき

自分の所属というか

社会的地位というか

それが全くなくなり不安を感じたと言います

自分のことを何と言っていいのか全く肩書がないのです

「ひきこもる」ということはそういうリスクを背負うのです

そして、強い自己否定に繋がってしまう

 

息子は気持ちを切り替えて

今の自分の状況でできそうなことを探しました

それが「社会福祉士」でした

スクールソーシャルワーカーになりたいと

法律を勉強して少年問題を扱う弁護士になりたかったけれど

その勉強も役に立てることができる 無駄にはならない

大学卒の資格なので夜間で1年学べば単位を全てクリアして

国家試験を受けることができる と

 

気持ちを切り替えることができたのは

かなりそれまでに自己肯定感が高まって来ていたからでしょう

 

もともと 司法試験に向かえなかったのは

うつ病が再発してしまったから

学部の成績は良くても じっくり型

年下の彼女の方が息子よりも成績がいいし頭の回転が速い

仲間には二人とも司法試験も受かるのではないかと思われていても

息子は自分の試験に向かう弱点を知っていて自信が無かった

年下の彼女に先を越される恐怖もあった

司法試験に落ちたら何とかやってきた自分の人生ももうこれ以上ない

そんな自信の無さ 自己否定がうつ病を再発させたのです

 

こんなうつ病状態だから じっくり勉強などできるはずがない

ただバイトはできた

嫌なこと不安なこと心配なことをそのときは忘れて

バイトで自分の力を発揮することができていたから

自分の良さを認めてくれる大人たちに出会うことができたから

そして自己肯定感が高まっていったのです

その結果、司法試験に落ちたって 落ちる人の方が多い

恥ずかしいことではない

その人たちもそれぞれの人生を歩んでいる

落ちたって人生は終わりじゃないと思えるようになったのです

 

不登校特例校でバイトをさせてもらったとき

自分の体験を活かして生徒に接したとき

生徒が慕ってくれて 色々話もしてくれるようになった

自分も人に役立てることができると

自己肯定感がまた上がっていった

 

社会の中で自分を卑下して自己否定をするけれど

社会の中で認められて自己肯定感も高まる

人間は社会で暮らすものだから

社会の影響を受けるのは間違いない

でも社会で受けた傷は 社会で癒されるものだと思う

人に傷つけられたことは 人にしか治すことができないと思う

社会の中で成長させてもらえるものだと思う

 

やっぱり一人で思い悩んでいるより

一歩勇気を出して踏み出せば

自分の良さを認めてくれる人が必ず現れると思う

それぞれ違う良さをもっているのだから

今までは自分の良さを発揮できないこともあっただろうし

それを見つけてくれる人に出会わなかっただけだと思う

どうか、思い切って始めの一歩を踏み出してみてください

 

文章を打っている間に

今日自分が書きたいと思っていたことと全く違う内容になってしまった

次回 今日書きたかったことをまた書きます