ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

感謝を込めて 実家の草取り

 

今日は 仕事を休んで実家の草取り。

 

実家は岐阜市の郊外の山を切り開いてできた市の分譲住宅団地。

全国どこにでも同じような団地ができたころでした。

 

私たち家族はずっと社宅に住んできたので

抽選で土地が買えることになり両親は喜びました。

元々 横浜出身の両親は 父の仕事の関係で愛知、岐阜に長く住むことになり

今更 都会のごちゃごちゃしたところに住みたくないと

岐阜での暮らしを選んだのでした。

 

父は家を建てることがとても楽しみでした。

山の中なので 日当たりなども考えて

仕事から帰ると 自分で家の設計図を描いていました。

そのときの 嬉しそうな父の様子を 自慢気な父の様子を覚えています。

そして、建築基準にあうように建築屋さんにお願いをしました。

 

庭の設計もしました。

父の大好きな池をつくり 湧水をポンプでくみ上げて 鯉を飼い

石を配置し 木を植えて 芝生も植えて

柿やミカン ブドウなどの果物も植えました。

 

父の思いがたくさんつまった家で

私たち姉妹は青春時代を過ごしました。

そして、父と母は定年後の暮らしを楽しみました。

父は自分でいろいろとリフォームもしていました。

庭の手入れもすべて父母でしていました。

 

しかし、時代とともに

団地の近くにあるお店が段々と減っていき

車でないと買い物も不便になっていきました。

年を重ねても元気な父母でしたが

車を運転しなければ買い物にも医者にも行くことができず

このままここで生活するのは心配になってきました。

そこで、岐阜駅前にあるサ高住に転居しました。

 

その後も、皆で実家に行き 整備もしてきたのですが

父が亡くなった後、老朽化した家は残念ながら壊しました。

父母の思いや思い出がいっぱい詰まった家でしたが・・・

 

今、全国で危険な空き家が問題になっていますよね。

そんなことにならないようにと 母の決断でした。

土地だけになると 税金があがるのですよね。

だから そのままにしている人が多い。

そして、誰の土地だか分からなくなり 行政も手を付けられなくなる。

国は この問題を何とか考えてくれないとと思います。

 

さて、土地だけになって更地になっても

毎年元気に草は生えてくる。

そこで、草取り。

去年は 春にいろいろなことがあり 草取りができなかったので、

夏に大変なことになってしまった。

今年もコロナ騒動で 私の仕事もイレギュラー

3月中に草取りをしたかったのだけど、

2週間ほど遅れてしまった。

 

思っていたより カラスノエンドウが大きくなっていた。

でも、手でもむしり取ることができる状態。よかった。よかった。

土が見えるようにしてから 除草剤を撒く。

 

草取りをしていると 近所の方々が

「お母さん、お元気?」と声をかけて下さる。

この土地で 皆さんと親しく暮らした父母

そして 成長させてもらった私。

 

この土地に 感謝!

そう思いながらの草取りでした。

 

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