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サラマンカホール 25周年ガラコンサート

 

岐阜市にあるサラマンカホールの25周年ガラコンサートへ行ってきました。

700席ほどの小さなコンサートホールですが、とても音響の良いホールです。

 

このホールの自慢は音響の良さだけではなく、パイプオルガンです。

岐阜県加茂郡白川町で オルガン工房を開いていた辻宏さんの建造です。

辻さんは スペインのサラマンカ大聖堂にあった「鳴らずのオルガン」と呼ばれていた

ルネッサンス期の古いパイプオルガンを修復し、その事業に岐阜県も協力したというこ

とで、サラマンカの名前をいただいているのです。

ですから、サラマンカホールのパイプオルガンは大聖堂のオルガンの様式を取り入れた

ものなのです。

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トランペットのように前に突き出したパイプが特徴 (facebookの写真より)

ガラコンサートの出演アーティストも素晴らしい方たちでした。

 

ウィーンフィルウィーン国立歌劇場管弦楽団の元コンサートマスター 

                   ライナー・キュッヒルさん

ウィーン国立歌劇場管弦楽団チェロ奏者で

  ニューイヤーコンサートのNHKの解説でお馴染み

              ベルンハルト直樹ヘーテンボルクさん

その弟で ピアニストの ユリアン洋ヘーテンボルクさん

ヘーテンボルクさんは3兄弟で 上に和樹さんというバイオリニストも。

そして、なんとお母様は(岐阜県大垣城主戸田家のご出身だそうです。

 

他にも岐阜にご縁の方ということでびっくりしたのが

日本を代表するギタリストの荘村清志さん。

何と、私の小中学校の先輩だったのです。

 

そして、フルートの工藤重典さん

ピアノの仲道郁代さん      など

 

 

このアーティストさんたちがソロ・デュエット・アンサンブルなどで合計13曲

 

 

サラマンカホールでのピアノソロは初めて聴きました。

もちろん仲道さんのテクニックの素晴らしさもあるのですが、サラマンカの音響もあっ

てか ピアノの音色が豊かというか輝いている感じがしました。

 

ビバルディのチェロ・ソナタは バロック時代そのままに

チェロ(新倉瞳さん)チェンバロ曽根麻矢子さん)での演奏

 

カルメン幻想曲は工藤さんのフルート

荘村さんがピアノだったものをからギターにアレンジした曲で

お二人の超絶技巧に拍手。

 

ウィーンご出身の3人で演奏されたピアノ・トリオ「美しく青きドナウ

オーケストラの曲だけれど 大満足でした。

 

パイプオルガンはバロックの古い曲というイメージですが

何と スターウォーズ・メドレー

あのラッパのようなパイプが スターウォーズにピッタリなのです。

オルガン奏者は 石丸由佳さん

 

最後に 出演者全員とサラマンカホール・フェスティバル・オーケストラも含めて

「天国と地獄」序曲

9人のソリストが全員演奏できるような曲はありませんから、

この日のために倉知竜也さんが編曲された曲なのだそうです。

本当にすごい ガラコンサートならでこそでした。

 

そして、アンコール曲「威風堂々」も。

 

 司会の朝岡聡さんのお話や出演者の方へのインタビューなどで

曲の紹介やエピソードも聞かせてもらい、音楽をより身近に感ことができました。

本当に贅沢な重厚な3時間を過ごすことができました。

 

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出演者の皆さん (サラマンカホール