ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

すてきなパパふたり

 

今日 地元の駅にあるスーパーへ買い物に行きました。

そのとき、若いすてきなパパふたりを見ました。

 

一人目のパパは だっこ紐に赤ちゃんを抱いて

押しているベビーカーにはお姉ちゃんが乗って

そして、お買い物をしているのです。

今日は ママはお仕事かな? 具合が悪いのかな?

それとも 友だちとお出かけかな?

なんて 勝手に想像して イクメンパパの活躍を応援していました。

 

二人目のパパも 幼稚園ぐらいの二人の女の子とお買い物をしていました。

二人の女の子は キッズワークショップでもらった大きな袋をもっていました。

そして、お買い物が終わったあと、

下の子が 買い物の荷物を持ちたいと言ったのです

お父さんは「〇△ちゃんにも聞いてからね。」と、

お姉ちゃんにも「△〇ちゃんに持ってもらっていい?」と

聞いたのです。

すると、お姉ちゃんは 自分も持ちたいと言ってから

「でも、いいよ。」と妹に譲ったのです。

そして、ワークショップで手に入れた妹の大きな袋を持ってあげました。

 

 

ここまでは、上の子が下の子を優しく気遣う場面でよくあることですが、

私は、パパの行動に 心の中で拍手してとても温かい気持ちになれたのです。

パパはお姉ちゃんに「本当にいいの? ありがとう。」と確かめて

そして、お姉ちゃんを自分の方に呼び寄せて

「優しいからご褒美ね。」「優しいから褒めてもらえるんだよ。」

と、頭をなでて言いました。

 

上の子は どうしても

自分がお姉ちゃん(お兄ちゃん)だから 親を困らせてはいけない。

小さい下の子に譲らなければいけない

それが 年上の自分の役割で 自分が我慢すれば

親も下の子も 助かるのだから

と、いい子にしてしまいがちです。

 

親は、それを有り難いと思いながら

上の子はいい子で助かる

上の子は 手間のかからないいい子だ と済ませてしまいがちです。

 

でも、このパパは 上の子の優しさに 応えていたのです。

お姉ちゃんも これで満足できたと思うのです。

素敵なパパだなあ。

素敵な親子だなあと思って 温かい気持ちになったのです。

 

私は 職業柄

下の子に 気をつかっている子

病気や発達障害のある兄弟に 気をつかっている子

忙しい親に 気をつかっている子

など、優しい いい子たちをたくさん見てきました。

 

子どもたちは 自分が気をつかっていることに気づいていません。

でも、それが子どもたちの心の負担となり

不登校になり 親に甘えたり 

学校で落ち着かなくなり自分をアピールする行動にでたり

そんなことで 自分を表現することしかできなくなる子がいます。

 

親が子どもの優しさに甘えるだけでなく

今日のパパのように 

優しさに応えることがとっても大切なことではないかと思ったのです。