ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

愛する 認める 信じる 褒める

不登校・ひきこもりでいいんだよ NO.27

 

11月になりましたね。

コロナでいろいろあった今年もあと1か月になりました

寒さが増すにつれて、コロナはどうなるのでしょうね

withコロナで、正しく予防しながら恐れすぎずいくしかないでしょうか

 

あまり関係ないかもしれませんが

息子が強迫神経症だったころ言ってましたね

強迫神経症と仲良くつきあっていこうと

だめだと思って気にしていたらよけいだめになる

これが俺だからと

そう決めたら 症状は治まってきましたね

 

コロナも地球の生物である以上

存在するのを否定するわけにはいきませんからね

 

前回、「居場所」について書きました

10月31日(土)は

中濃で親の居場所が始まりました

ポポロから 当事者5名

(10代、20代、30代、40代、50代の男性2名、女性3名)

意図したわけではないけれど、すごくバランスがいい!

そして、理事長の中川さん、親としての私が参加しました

 

1回目でまだ認知度が低かったので、ご家族の参加は3名でしたが

当事者とご家族が集まるということは

お互いの思いに気づき分かりあえていいものだなあと思いました

 

さて、今回は 

愛する 認める 信じる 褒める

について、書いていきます

 

親として どなたでも 子どもさんを愛していらっしゃると思います

 

カウンセラーさんから学んだことになりますが

乳児期では 存在承認欲求(存在を丸ごと受け止められたい)

 赤ちゃんて そこに存在するだけで親は幸せであり

 まだ何もできないことが多く親は守りたいと思いますよね

幼児期では 愛情承認欲求(愛され守られたい)

 幼児期になるとできることは増えていきますが

 やはり親がいないとできないことも多く

 愛情で守られていないと不安になることも多いです

 

乳・幼児期は親の愛情に守られて

子どもさんは安心して自分は自分であっていいのだという

自己肯定感を育んでいきます

家族の愛情に包まれているので

少しやんちゃをしても

何かあったときでも守ってもらえるという

安心感があるのです

 

ところが、子どもさんのなかには

優しくて 感受性が鋭く豊かで おとなしい子もいる

 

すると、大好きなお母さんやお父さんを困らせてはいけない

いい子だと認めて欲しいと 

いい子を演じてしまい 

親にそれを気づかれないようにしてしまう

我慢してしまう子がいるのですよね

だから、親はそれに気づかず

いい子だから助かるわで 終わってしまうわけです

 

ご両親が仕事などでいそがしいとき

弟や妹が生まれて 親が大変そうなとき

お母さんが お姑さんなどに気をつかっているとき

病気のご家族などがいて そのお世話が大変なとき

親の願いを自分のものとして頑張ってしまうとき

などなど

 

子どもさんはそれに応えようと

知らず知らずのうちに頑張ってしまうわけです

 

やんちゃを言う子は

何をしても 見守ってくれているか 愛してくれているか

親の愛情を確かめているのですよね

そして、愛されているという安心感をもつのですよね

 

AKIRAさんのように

家庭にいろいろあったときは

愛情を感じられずに育ってしまう場合もあります

 

どちらのケースも

親は子どもさんを愛しているのに

子どもさん自身が正しく親の愛情を受け取れず

ボタンの掛け違いが起きてしまうわけです

 

正しく愛情を受け取っていれば

学校や社会で何か起きても

家庭に帰れば 愛情を注がれて守ってもらえるという安心感があって

不登校などはおきないのです

 

だから、不登校も非行も根本は一緒です

 

不登校・不出勤は

学校の中で 社会の中で頑張ってきたけれど

もう疲れた 動けない 助けてというサインです

 

だから、学校や職場に行かなくなったとき

行きたくても 行かなくてはと思っても

心がついていけない 身体がついていけない

限界がきているのです

それ以上頑張ったら 自殺ということにも・・・

不登校・不出勤を選んだのは自分を守るためです

選んだことが素晴らしいのです

 

無理やり復帰させようとするのは

百害あって一利なしです

問題をもっと大きく広げてしまいます

家庭内暴力 部屋から一歩も出ない

全く話さなくなる

追い詰められて精神的に参ってしまう  などなど

私がフレンドスペースの富田先生の講演を聴いて

危機感をもったのはこのことです

 

でも、家族の方はご自分を責めないでくださいね

だって、愛情はあったのですから

子どもさんのことを大好きだったのですから 

子どもさんのことを心配していたのですから

 

親は 親になる方法を学んだわけではないのですから

自分を育ててくれた親からしか学ぶことができないのですから 

自分が生きてきた社会しか知らないのですから

その育て方や生き方がよいと思って 

子育てをしてきたわけなのだから

そうやって子育てしてきて

だから、まさか どうして・・・ですよね

 

でも、子だもさんが愛情を求めていたと分かった今

よく頑張ってきたね すごいよ 大好きだよと

ありのままのあなたが好きだよと

生まれてきてくれてありがとうと

愛情をいっぱい注いであげて下さい

 

子どもさんの頑張りを認めてあげて下さい

不登校・不出勤を選んだことを認めてあげて下さい

今も 色々自分で苦しみ悩んで考えていることを認めてあげて下さい

 

そして、子どもさん自身が新たな道を歩き始めることを信じて下さい

愛し認めていたら

その力が湧き出てくることを信じて下さい

 

どんな些細なことでも 

声をかけて喜んで褒めてあげて下さい

朝起きてきたら おはよう 

話してくれたら 嬉しいよ ありがとう

手伝いをしてくれたら ありがとう 助かったよ

不登校・ひきこもりに関係なく声をかけましょう

ここに自分がいてもいいんだという安心感

家庭が居場所になるように

 

子どもさんが少し動き出したら

一緒に子どもさんが好きなことをやるのもいいですね

親が楽しいと思うことに誘うのもいいですね

子どもさんが得意なことを褒めて

苦手なことを頑張っていたんら褒めて

親がずっこけてかっこ悪いところも見せて

それでもいいんだと 

子どもさんを安心させてあげて下さい

 

「親が変われば 子も変わる」

とよくいわれますが、

親も頑張って生きてきて その生き方を変えるというのは大変です

自分はそれでよかったのですから

 

自分を 自分の生き方を否定することはないと思います

ただ、自分の幅を広げればいいのです

自分が生きてきた時代と 今の時代の社会の在り方は違う

考え方も違っている

そういう考え方 生き方もあるのだ

子どもはその生き方を選んだのだ

自分の器を大きくすればいいのです

昔からいわれますけれど

器の大きい人は 大人物ですよね

 

AKIRA歌「勇者の石」

不登校 ひきこもりを選んだ人は

 バッファローほどの重さの石を選んで生まれてきた皆に勇気を与える勇者

それを支えるご家族は

 赤鹿ほどの重さの石を選んで生まれてきた愛する人を守り続ける大人

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