ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

小学校低学年の不登校 心配しなくて大丈夫

天気予報を見ていたら、北海道はすごい雪ですね。

岐阜でも、朝晩は冷え込んできています。飛騨の方では雪も降ったようです。いよいよ

冬ですね。近くの小学校では、インフルエンザで学年閉鎖が出たという情報も入ってき

ました。 まだ、予防接種を受けていないので、予約しなくては・・・

 

さて、

不登校・ひきこもりで いいんだよ NO.5

 

私は職業柄、小学校低学年で不登校になった子たちも見てきています。

そして、半年~2年間ぐらいで また登校できるようになり、その後は元気に学校に

通い続けている姿も見ています。

 

お母さんたちにとって、学校へ行けず、登校させようとすると泣いてすがってくるお子

さんを見ると、

「なぜ、うちの子が・・・」ととても辛い、悲しい気持ちになりますよね。

「自分の子育てがまちがっていたのではないか。」と、自分を責めてしまいますよね。

 

でも、不登校 ひきこもりの世界では、小さいうちにその状態になった方が、回復が早

いのですよ。

年齢が高くなあるほど、社会とのいろいろな接点や体験から問題が複雑化して、子ども

さんの悩みも大きくなり、回復にも時間がかかってしまいます。

だから、私は、「今、SOSを出してくれて良かったね。」と思ってしまいます。

私の経験上、そう思ってしまうのです。不謹慎と言われそうですけど。ごめんなさい。

 

私が最初に、家族会や面接で

「ひきこもった時の年齢と 同じ年月がかかると思って下さい。

 子どもたちは育ちなおしをするのですから。」

と聞きました。

息子は15歳で不登校になりひきこもりをしたので、15年間。30歳まではかかると思っ

ていて下さいということでした。

 

それに比べたら、小学校低学年の場合は回復が早いです。

私が知っている範囲では、同じ年月かかったお子さんは一人もいません。

お母さんにとっては大変なことだけれど

お母さんが 悲しい顔を見せず 明るくにこやかに 

今までと変わらない大きな気持ちで子どもさんを包んであげれば絶対大丈夫です。

ちょっと、お母さんたちにも頑張ってもらわなければならないこともありますけど。

 

小学校低学年の子が不登校になる理由としては

・学校になじめない

・担任の先生になじめない

・友だちにいやなことを言われた 

・給食が食べられない

など、学校のことがきっかけとなっていること

・お母さんが仕事を始めた

・赤ちゃんが生まれた

・お父さんとお母さんがよくケンカをしている

など、家庭のことで不安があるとき

他にも、これといって原因が見当たらないこともあります。

 

よくある些細なことがきっかけとなっていますが、

お子さんによっては それに心を痛める感じやすい優しい子もいるのです。

 

不登校になる子は 優しくて 感受性が強い子です。我慢強い子です。

 

お母さんに 頑張ってもらわなければならないことは、

一緒に登校してあげて欲しいということです。

お子さんは 学校に対して不安を抱えていたり 

      お母さんと離れることに不安を抱えていたりします。

だから、お母さんも一緒に登校して その不安を和らげてあげて下さい。

低学年の子は まだお母さんと一緒に登校することに

恥ずかしさは感じていません。甘えることがまだまだ嬉しい年齢です。

 

NO.4「過保護」の必要性で書いたように

幼児期は「愛情欲求」の時期です。

実は、低学年で不登校になる子には ある共通点があるということです。

それは「優しい いい子」「親にとって手がかからなかったいい子」

 

例えば

親や家庭が忙しくて 「自分が甘えたら 困るだろう」と気を遣ってしまう子

弟や妹が生まれて 「自分も甘えたい。でも、お姉ちゃんだから。」と我慢した子

障害のある兄弟がいて 「自分まで親に面倒をかけてはいけない。自分も手伝おう」と

する優しい子

 

お子さんも 自分がそんなふうに遠慮して我慢しているなんて 分かっていませんし、

お母さんたちも お利口な子たちが 我慢している 遠慮しているなんて 思っていま

せん。いい子だから助かるわと思っていたのです。

お母さんは 大切な大好きな我が子に 愛情と感謝はもっていたのです。

誰が悪いというわけではないのです。

ボタンの掛け違いなのです。

それぞれのご家庭の都合で 

  仕方のなかったこと 自然な状態のなかで起きたことなのです。

その状態の中で、

  子どもさんは自分が気づかぬまま 十分な愛情を感じず育ってしまったのです。

 

だから、子どもさんは お母さんが一緒に登校してくれたことで

お母さんの愛情をたっぷり受けることができ 満足できるのです。

すると、安心して 再び一人で登校えきるようになるのです。

 

もちろん、一緒に登校しようとしても できない日もあります。

校門まで行って 入れない日もあります。

それでいいのです。

決して無理はする必要はありません。

教室に入れないときは、保健室でお話をしていてもいいのです。

 

子どもさんによっては 教室の中までお母さんにいて欲しいという子もいます。

廊下で、お母さんに見ていて欲しいという子もあります。

休み時間に お母さんに会いたいという子もあります。

 

いずれにしても

学校の先生に相談して頂いて お子さんが登校しやすい環境にしてあげてください。

 

半年~1年ほど お母さんもお子さんと一緒に頑張って下されば

徐々に お母さんと離れることができるようになってきます。

そして、新学年になるときとか 学期の変わり目などに

「一人でも大丈夫。」「一人で行く。」

 

と、自分から 登校できるようになります。

 

お母さんや家族の愛情をたっぷり受けると

低学年の不登校は 回復します。

まだまだ 純粋な心をもった時期ですから。 

 

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