ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

五月病 温かく受け止めて!

 

10連休も今日で終わりますね。

皆さん、楽しく過ごされたのでしょうか。

私は 仕事は休みとはいえ特に変わったことはなく いつもと同じ日々でした。

 

さて、休み明け心配されるのが 五月病

 

四月に新生活が始まって疲れが出るころ。

だからここで 学校に行きたくない、仕事を休みたい という思いが出て来る時期。

 

連休でゆっくり休んだり 楽しく過ごしたりして

リフレッシュして気持ちを切り替えることができたのなら大丈夫だけれど、

それ以上に 心が疲れてしまっていたときは

憂鬱になってしまう。

 

そんなとき、親が気持ちを受け止めてあげて!

繊細な子ほど、周囲に気をつかって 疲れてしまっている。

それを分かってあげることができるのは 「親」しかいない。

 

子どもだって 学校や仕事を休むのはよくないと思っている。

でも、それ以上に疲れて 心と体がついていかない。

 

「何を怠けているの。」

と、言われてしまえば、子どもは無理を重ねてしまう。

そして、無理が利かなくなってしまったとき 大変なことになる。

 

「休みたい。」と言ったとき

何かあるのだろう

何に疲れているのだろう

と、考えて 子どもを受け止め

話を聴いてあげて欲しい。

 

でも、子どもは自分の気持ちを整理して話すことは難しいかもしれない。

そんなに 簡単に言えることではないとも思う。

自分の身に何が起きているのかも分からないと思う。

そんなとき、質問攻めにしてしまっては

かえって 口を閉ざしてしまう。

 

親がただ寄り添ってあげればいい。

「そう、休みたいんだね。」と。

 

親が自分の気持ちを分かってくれると思えば

それで、休まずに頑張れる子もいる。

いつだって親を頼れるという安心感があるから。

親を頼れる人は、他人にも頼ることができるから。

 

でも、いい子は 親を心配させてはいけないと頑張り過ぎて

休まず 無理して かえって大変なことになる。

 

いい子でなく 我が儘を言っていいんだよ。

自分の気持ちを正直に言っていいんだよ。

いつでも側にいて 見守っているよ。

話を聴くよ。

そんなふうに、温かく受け止めてあげて欲しい。

 

 

我が家の場合

 

息子が学校を休みたいと言い始めたのは

中3の5月。

きっかけにしたのは ちょっとした友だちのいたずら。

でも、それはきっかけであって

本当の原因はそこにはない。

それまでに 息子のこころが疲れきっていて 心身ともに限界がきていた

自律神経失調症

その後、何とか登校はしたが

修学旅行が終わってから 完全な不登校

 

原因は 私には分かっていたけれど

寄り添って 話も聴いてはいたけれど

まだまだ 親が不勉強で 長引かせてしまった。

 

 

娘も中学の2年生ごろから 不安定だった。

同じ親に育てられているのだし、同じ家庭に育っているのだから。

兄が不登校なのだから。

 

でも、救われたのは 女だったから。

夫がそれほど期待していないし、

娘は要領よく振る舞うことができたから。

 

高校進学は 少しランクを下げて無理せず

友だちと一緒に通える 隣の市の高校を選んだ。

我が家は住んでいる市の端にあり、そちらの学校の方が家から近かったから。

 

でも、それが結果的に???

入学式そのときに 大学進学について 学校長から話があり 

娘は拒否反応を示した。

夫の影響で「勉強」については 娘もあまりいい思いをしていなかったから。

高校生活を楽しもうと思っていたのに。

 

クラス編成も 一緒の学校から行った友だちと別れてしまった。

他の子の場合は 同じクラスに二人はいたし、

クラスも近かった。

娘だけは一人だったし、クラスも遠かった。

クラスの仲間は 同じ小さな市から来ているので

もう友だち関係ができていて 娘は入り込むことができなかった。

 

始めのうちは、同じ中学から行った子と休み時間など一緒にいたけれど、

5月ともなると そういうわけにもいかなくなってくる。

その結果 不登校傾向に。

 

でも、無事に卒業できた。

自分が選んだ学校だから という思いもあったようだ。

そして

専門学校にも進学し、仕事も自分で選んで今も頑張っている。

 

それは、中学や高校のころ

娘に寄り添い 話を聴いてきたからだと 自負している。

今、書いたことは そのころ娘から聴いていたこと。

 

娘も 兄の姿をみているので

完全に不登校すると その後が大変だから できるだけ頑張ると

自分のできる範囲で 無理せずに休んだり登校したりしていた。

 

夫も息子のことがあるので、

娘のことには 口をはさまなかった。

 

桝田先生が書かれた本そのままに当てはまると思っている。

夫婦は共通認識をもつことが必要だが、

父母のどちらかが難しい場合は

せめて回復の邪魔をしないようにする。

 

 

皆さんも、

普段から、子どもさんの様子をみて

子どもさんの話を聴いて

子どもさんから信頼できる親であれば 大丈夫。

 

一般論や正論をふりかざして

親の思いだけを話していたら

子どもさんの思いを受け止めていないとしたら 要注意。

 

どうか、5月を乗り切って下さいね。