ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

家庭での癒し 母性と父性

不登校・ひきこもりで いいんだよ NO.18

 

前回 不登校・ひきこもりでは

家庭で癒されることが必要なことを書きました。

今回は その家庭での癒しについて を書きたいと思います。

 

児童精神科医の 佐々木正美先生の文献をもとに書いていきます。

 

母性というと女性にあるもの

父性というと男性にあるもの と思いがちですが

実は、誰にでも母性と父性の両方をもっているそうです。

 

私は、スピリチュアルの先生にお守りを選んでいただいたとき

「あなたは 男ね。」

と、言われました。

確かに思い当たる節がいくつもありました。

 物事は論理的に考え 納得できなければ動かない

 冷静で 感情的になることが少ない

 仕事など物事は自分で解決しようとする

 物事に集中しているとき 他ごとを頼まれるのはいや

 失敗することを恐れる

 噂話など女性特有なおしゃべりが嫌い

 細々としたことに気づかない 配慮が苦手

ほんと男性的です。女性的と言えば

 協調性がある 争いはきらい

 共感して話を聴くことができる

 優しく 笑顔で接することができる

 優柔不断で 決断力が弱い

 

男性的な面が大きい私ですが

息子を救ったのは

女性脳の「共感」できることだったと思うのです。

 「優しく見守る」ことができたということだと思うのです。

 

子どもを育てていくうえで 

母性と父性という機能はとても大切なものだそうです。

 

母性とは「無条件の保護」=やさしさ

父性とは「条件つきの愛情」=厳しさ

 

子どもにとっては、ありのままのその子を受け入れ、認め、

絶対的な安らぎを与える力が母性。保護してくれる存在です。

 

これに対して、父性は

これはしてはいけない、こうしなければならないという

ルールやマナーを教える力です。

つまり、しつけというのは父性の部分でしているものだそうです。

 

母性は何でも許してしまいますが、

父性は許されないことを示し制限する。

両方をバランスよく受け取りながら、

人は成長し、人格を形成していくのです。

 

母子家庭だから 父子家庭だから と

片親で子育てに心配される方もあるかもしれませんが

人は 誰でも母性と父性をもっているので

両方をバランスよく与えるというのは不可能でないということです。

 

母性が強すぎると、甘えん坊で自立できない人が育つ

父性が強すぎると、幼児性と攻撃性が出てくる

 

と、佐々木先生は言われますが、こう言われると

自立できないひきこもりの子は

やっぱり親が甘えさせすぎたのかと思われがちですが

実は違うのです。

 

最近の傾向として 

社会に順応させよう 人に迷惑をかけない子に育てようと

「そんなことしてはいけません。」

「お母さんの言うとおりにしなさい。」

と、厳しく制限し、父性の強い家庭が目立ちます。

思春期になって大人の言うことをきかずに暴力的になる子や

手をつけられないわがままな子は、

非常に厳格な家庭で育てられた子が多いそうです。

子どもにとって一番大切なのは 母性

「どんなことがあっても、親は自分のことを愛してくれる、

 守ってくれる」という絶対的な信頼感と安心感です。

 

与える順番は母性から父性

 

子どもが健全に育つためには、

第一に母性的なものが家庭に必要

母性が十分に与えられてからでないと

子どもは父性的なものを受け入れることができない。

 

我が家がお世話になってきた 

フレンドスペース、SCSカウンセラーの桝田先生からも

よくお聞きしたことですが

 

無条件で子どものことを好きになる

無条件の愛情 無条件肯定

ありのままの あなたが 大好きだよ。

(私のブログタイトルは こころからとっています。)

まるごと 子どもを抱きしめる と、いうことです。

 

母性的なもので家庭が満たされていたら

子どもは自分の家庭で 安心してくつろげます。

外でどんなにつらいことがあっても、

家に帰れば ほっとできる。安らげる。癒される。

そういうものを、家庭のなかにつくりだすのが

母性的な機能なのです。

 

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この図は 桝田先生から何度も教えていただいたもので、

今までもblogに2回掲載しました。

乳児期・幼児期に まるごと子どもを認め受け入れることで、

自己肯定感 自尊心が育っているので 

子どもは自信をもって進んでいくことができるということです。

何か 社会に出て 大変なことやつらいことが起きても

乗り越える力が備わっている

家庭に戻って 安心することができれば

また、外へ出ていくことができる ということです。

 

「~できる あなたはすごいよ。」

「頑張っている あなたはすてきだよ。」

「~してくれるから 助かっているよ。」

と、愛情を示していても それは

「こうあってほしい」という思いの条件付き愛情で

父性的なものです。

 

苦手なこと できないこと などを含めて

「あなたの すべてが好きだよ。」

という 母性的のものが十分伝わっていれば

「自分は自分でいいんだ。」

という自尊心がしっかり育ちます。

 

そのあとであれば、父性の

社会に必要なしつけや厳しい教育的なことは

子どもに伝わっていくのだそうです。

 

今日も長くなってしまいました。

読みづらくてごめんなさい。

論理的にblogを書く 男性脳が強い私ですよね(笑)