ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

迷惑をかけること

 

 

昨日の卒業式で 保護者代表の方が話されたことで

考えたことです。

 

「人に 迷惑をかけてはいけない。」

子どもにそう話してきました。でも

「迷惑をかけてもいい。」

最近そう思うようになりました。 

と、いうことでした。

 

私たち 日本人は確かに 人の気持ちを考え 周りに合わせ

「迷惑をかけないこと」が美徳とされ 育ってきました。

 

自分の都合だけで行動したり

自分の考えだけを押し付けたりすることは

周囲の和を乱し 迷惑をかけることになります。

 

でも、人間って

一人一人性格が違うし 考え方も違う

得意なことも苦手なことも違う

やりたい やりたくない などの心も違うし

感じること 感情も違う

生まれ育った環境も違う

 

全員が違った個性をもっているのに 

「迷惑をかけてはいけない」と全員が同じようにすると

どこかに無理が出てくるのかもしれない。

 

特に、子どものころや若いころは

まだ、人間として学んでいる段階

(大人でも まだまだ学び成長していく必要がありますが)

どうやって「自分」と「周囲」との折り合いをつけていくのか

 

 

「自分」をどこまで出していいのか

「自分の気持ち 感情」をどうやって表現すればいいのか

「相手の気持ち」をどのようにして大切にしていくのか

「自分の考え」をどのように分かってもらうといいのか

どういうときには「周囲」に合わせなければいけないのか

そして、「自分」も大切にされているのか

 

 

ときには「迷惑をかけながら」それを学んでいくのではないだろうか。

周囲は「迷惑をかけられながら」それを受け止め、教えていくのではないだろうか。

温かく見守って成長させる必要があるのではないだろうか。

 

ただ、「迷惑をかけることは悪いこと」

   「皆に合わせてと一緒にやることがいいこと」

と、正論で決めつけていくと

「迷惑をかける」ことを恐れて

何もできなくなってしまうのではないか。

一歩踏み出すこともできなくなってしまうのではないか

 

個性の強い子 感受性が豊かな子 などは自分の気持ちに無理がおきて

生きづらくなってしまう気がするのです。

 

それが 不登校・ひきこもりにもつながるのではないかな・・・

 

いろいろお話を聴くと 不登校・ひきこもりにつなげて考えてしまう私です(笑)

私流に勝手に解釈してしまうのです。

失礼しました。