ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

バイトから 正規職員へ

 

息子のひきこもり脱出記 NO.42(最終)

 

専門学校を卒業してから

少し無理をしていたからか 息子は体調を崩しました。

 

予定していた非常勤の仕事を4月は休んでしまい

益々就職が遠のいてしまった状態

でも、焦っても仕方ない

 

今まで行っていた宿直のバイトは その後幸い再開できました。

試験監督などのバイトも再開できました。

 

また、少し時間に余裕があったので

フレンドスペースの親子の絆グループワークや

ポポロの家族会に 顔を出していました。

当事者の話として 皆さんは息子に色々質問してきます。

当時の思いや 今現在の思いを息子は語っていきます。

これも 不登校やひきこもりの支援をしたい息子には 良い経験になりました。

 

そんなとき、宿直のバイトをしていた児童自立支援ホームの施設長さんから

正規職員にとの話があったのです。

 

実は 以前から 資格が取得できたら

息子に正規職員になって欲しいという思いがあったそうです。

 

しかし、そのころは 息子は

学校側から推薦された包括支援センターへの就職を考えていました。

けれど 試験には落ちて 放課後デイの非常勤ならということだったのです。

それで、その非常勤に行くはずだったのですが 

体調を崩して行きにくくなってしまったのです。

 

運が悪いなあ。でも仕方ないよね。

資格は取ったのだから バイトを続けていれば そのうち何とかなるよね。

何て 思っていたのです。

 

そんなわけで、バイトをしていたある日

「えっ 就職していなかったの? それならうちに来てよ。

 前から来て欲しかったのだけど、就職が決まっているから声をかけなかったんだ。」

と、言われたそうです。

(3月末で 一人退職が決まっていたそうなので。)

息子も常勤を求めているとは知らなかったのです。

 

息子も放課後デイより 自分の希望に近い仕事で

以前からやりたい仕事であり

施設長さんの運営方針を 息子はとても気に入っていたそうです。

 

実は 相思相愛だったのです。

 

そして、7月から就職することに決まったのです。

(これは5月の話ですが お互いに準備がいるということで。)

ところが、もう一人 急に退職するということになり

正規職員が一人になってしまい 事業所が回って行かない状態に!

そこで、予定より早く6月から 急遽仕事を始めるということになったのです。

 

人の一生 何が起きるか分かりません。

何が幸いするか分かりません。

もし、体調を崩さなかったら 息子は今でもバイトのままでした。

 こうなる運命だったとしか思えません。

今までの息子の頑張りや強い思いが 運を引き寄せたのでしょう。

平成の30年間 いろいろあったけれど

前進できたとき 落ち込んだとき いろいろあったけれど

でも 少しずつ ありのままの自分を受け入れ

自己肯定感を高めていった息子

今でも何かあると 心が波立ってしまう息子

でも それは一時的で ずっと引きずることはないのです。

 

働き始めたときの息子からのLINE

常勤、めっちゃ楽しいし やりがい十分ぞ

そして、健康保険証を写メしてきました。

(今までずっと 扶養家族の保険証だったのですから。)

 

それだけ 働きたかったんだよね。自立したかったんだよね。

でも、ずっと 心身ともに疲れていて それができなかった

ひきこもっている自分を責め続けていて できなかった

働くことのできない自分 親を頼っている自分に 引け目を感じていた

 

心が安定し 自分はこれでいいんだと自信をもち 

体力も整ってくれば 自分から動き出せるようになる

 

これができるようになったのは

息子の頑張り

でも、それだけでは 無理で

 息子を支えて下さった周囲の方々のおかげ

カウンセラーさん 居場所で知り合った友だち 彼女

バイト先の人たち

そして 親の力

親から 周囲から 認められ支えられて

息子はこれでいいんだと頑張ることができたのです。 

 

親の力というと 手前味噌みたいですが

これは カウンセラーの桝田先生が言われること

そして著書にも書いてあることです。

親や周囲の理解の大切さは

桝田先生だけではなく 多くの専門家が今では語っていることです。

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www.scsself.com

 

42回にわたる ひきこもり脱出記 色々な投稿に混じっていたので

とっても読みにくかったことと思います。

でも、続けて読んで下さった方 ありがとうございました(*'-'*)

 

もう少し 分かり易いように まとめ編も書いていこうかと考えています。

これからも 一緒に不登校やひきこもりについて 考えていけたらと思います。