ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

福祉専門学校での生活 国家試験

 

息子のひきこもり脱出記 NO.41

 

専門学校は 社会福祉士の資格を取得するための夜間部

介護の現職のかたのスキルアップを狙って 通う方もある。

だから 色々な年齢の方が通っていられたようだ。

 

夜間で 1年間で 受験資格をえるということで

日曜日以外はほとんど休みがなく 18時から21時までの学習

 

朝は弱い息子なので 

昼から起きてという深夜まで起きているという昼夜逆転的な暮らしが 

相変わらず続いていた。

 

それでも、司法試験浪人中に行っていた試験監督などのバイトも続けていた。

社会福祉士に合格できても すぐに良い給料の仕事に就けるかどうか分からない。

だから、バイトもしていく必要があるだろうと考えていたようだ。

それには、今までのバイトで得た人脈を失いたくないということだった。

また、バイト仲間に信頼できる方もあったので その縁も切りたくないようだった。

 

社会福祉士は 福祉を繋いで行く立場なので 

多くの分野の知識が必要で 学習も多岐にわたっていたようです。

それでも、今回は受かるような気がすると学習していました。

息子の苦手な 短時間に長文を理解する ということはなく

普通の試験だからです。

 

夏になると1ヶ月の実習もあり 実習中の夜間も授業はあったようです。

なかなか ハード。

息子は 不登校・ひきこもりなどの若者支援を希望していたので、

児童養護施設での実習になりました。

昨年の不登校特例校で 初めて中高生に寄り添ってきたのですが

今回は小学生もいるということで またまた未知の体験

しかも 家庭的に恵まれていない子どもたち。

それでもここで、今までの自分の体験も生きて

子どもたちに寄り添うことができたようです。

一緒に実習した方が悩んでいたときには アドバイスもできたとか。

 

こんな話を私にするのですが

まだまだ 自分は頑張っているんだ 認めて欲しい

という気持ちがあるのですよね。

 

実習が終わり秋になると

2月に行われる 国家試験に向けた勉強も始まってきました。

こうなると あれだけ自信があるようなことを言っていた息子の口から

勉強が手に着かない

模擬試験の結果が良くならないと 不安な言葉が出てきました。

 

また、就職についても 色々な事業所巡りが始まりました。

学校側からの推薦で 試験を受けて 面接などで手応えはあっても

年齢のこと 今までの経歴のことがネックとなり なかなか内定が出ないのです。

学校でも 今年は〇〇の就職が一番の課題だなと言われていたようです。

 

何か 問題にぶち当たると すぐに自信を無くし 不安になるのです。

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息子は うつ病の薬を服用していたのですが

飲んでもどうも 効果を感じられないということで

これだけ 勉強が手に着かないということは

もしかいて ADHDだからではないかと思い始めたようです。

子どもの頃から息子について私が感じていたことを 伝えてあったからです。

 

息子はかかりつけの先生に その話を思い切ってしたそうです。

すると簡易検査をして下さり

「あきらかにADHDだね。」と言われたそうです。

うつ病の薬を ADEDにも効果のあるSNRIに変更

 

始め1週間は少し副作用も出たようでしたが

その後は 頭の中が整理され

無用な焦りがなくなったのか

勉強の量がそんなに増えたわけではないのに

模擬試験の成績が グーンと上がったそうです。

そうなると 自信を回復し 成績はその後安定して良くなっていったそうです。

 

そして 国家試験は 見事合格。卒業。

しかし、就職は決まらず バイトのまま。

 

福祉業界ですら

色々訳があっても でも頑張ろうとしている人に冷たい

普通の波に乗った人を採用してしまう。

色々な経験を積んだ人の その経験値大切なのに。

 

 

愚痴で終わった話でした。長文読んで下さりありがとうございました。