ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

不登校特例校でのこと

 

息子のひきこもり脱出記 NO.40

 

息子は 福祉専門学校への入学が決まりましたが

3月までは 不登校特例校での勤務が続きました。

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その間 資格があるわけではないので 

生徒さんたちの相談に乗るわけにはいかないのですが

話を聴いて それを先生方に報告することはしていました。

 

また、職員会には出させてもらえたので

学園の方針 考え方と 生徒たちの言動について 考えることもできました。

不登校経験者からとして 意見も言わせてもらえました。

 

とても良い経験をさせてもらったのですが

息子には それはかなりの負担でした。

自分の思いとは かなりかけ離れた学園側の指導方針。

鬱状態になっていました。

 

そんな息子を救ったのは 

生徒の指導とは関係の無い 事務職員さんとの会話

そして 息子を頼って話をしてくれる生徒たち。

 

ここで、誰も自分のことを認めてくれないと思ったら

普通は 仕事を休み そして ここでひきこもる ということになるのでしょうか。

 

私も 息子が怒って話をしてくるたびに 息子の意見に賛成して話を聴いていました。

カウンセラーの桝田先生にも 月1でカウンセリングをしていただきました。

私や桝田先生は 

まだそんな考え方の人がいるんだね。

いろんな考え方の人がいると分かったし いい経験を与えてもらえたねと、

話したのですが 

それでも疲れ切っている息子は なかなか スッキリしないようでした。

 

周囲に息子のことを理解できない人ばかりだったら

息子はまた ひきこもってしまったかも知れません。

 

疲れているときは 本人の思考も固まってしまっているし

理解してもらえなければ 益々 深みにはまってしまうでしょう。

 

息子は 理解して下さる方々がいて 何とか乗り越えました。

 

辞める前に私に言ったことが

「福祉の勉強をするために 専門学校へ入るので 辞めさせて頂きます。」

と言ったら 堂々と辞められるね。

自分がたった半年で逃げて辞めるのではないというアピールなのか

慕ってくれた生徒たちへの思いもあるのか

紹介されてお世話になったのに すぐに辞めてしまう後ろめたさもあるのか

これだけ 鬱で苦しんでいたのだから 

そんなことは考えなくてもいいと思う私なのですが

律儀というか 周囲のことを考えすぎるというか

はたまた 自分のメンツを保つというか

息子の一面を見た思いでした。

 

いつもの長文 呼んで下さりありがとうございました。