息子のひきこもり脱出記 NO.31
大学院の勉強と 司法試験の受験勉強との両立
これは 誰でも行うことなのだが
うつ状態の息子には 難しい。
普通、うつ病が重くなればでは どちらもできない。
まだ、大学院に通うことができたのだから良しとしなければならない。
そこで、息子が言ったことは
まず、卒業することを考えて 司法試験に向けての勉強はしない。
私は、それでいいと思うという話をした。
それで、大学院は無事卒業することができた。
一方彼女は、家庭のことでストレスを抱えながら
それを上手に発散させて
司法試験に一発合格した。
法律についてのセンスがあるのだろうし、集中力は凄いのだろう。
彼女は 大学時代から奨学金を借りていたので、
アルバイトをしたいという名目をつくり 司法修習を1年延ばした。
息子が司法試験を受けるのを待つという意味もあった。
そして、うつが酷くなるくらいなら、司法試験は受けなくていい。
他の仕事でもいいと言ってくれた。
でも、息子にとってそれは男としてのプライドが許さなかった。