ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

どうして・・・?

 

不登校・ひきこもりで いいんだよ NO.2

 

このblogのサブタイトル 「不登校でも ひきこもりでも いいんだよ」

「でも」となっていますが 

これからは もっと積極的に「で」に変えたいと思います。

もっと 肯定的な感じにしたいのです。

 

子どもが不登校をすると

「どうして? なんで行かないの?」

と親は慌てて問い詰めてしまうことが多いです。

 

でも、子どもは やむにやまれず 勇気を出して不登校したのです。

そんなに 簡単に説明できるものではありません。

 

だって、子どもだって学校へは行くものだと思っているからです。

行かなければ 親は何と言うだろう? 親に心配をかけるだろう。

行かなければ 学校や先生になんと言ったらいいのだろう。

友だちはどう思うだろう? サボってると思われないだろうか?

近所の人だって 見ているじゃないか。

皆が学校へ行っているのに 自分は何で行けないんだろう?

不登校する自分は だめな人間じゃないだろうか?

不登校したら これから先 自分はどうなるのだろう?

 

こんな不安を抱えていながら 不登校を選んだのです。

こんな不安があっても 

それ以上に自分では解決できない重いものがあるのです。

 

不登校の原因として多く挙げられているのが「いじめ問題」です。

「いじめ」は大変深刻な問題なので はっきりとした原因と言えますが

実は その他の問題の方が 不登校の原因としては多いのです。

 

いじめとまではいかなくても

友だちに合わせないと友人関係が壊れると思い 

自分を出せないでいるなどの友人関係からの疲れ とか

 

一生懸命勉強しても 理解できない 成績が上がらない

そのために 授業が楽しくない 学校がおもしろくない

もう勉強なんて嫌だ などの学業不振 とか

 

進路問題では 

ある程度の高校に入らないと将来がないと親や塾に言われ

自分もそう思って勉強しても 

成績が伸びなかったり 受験に失敗したりして 自信喪失

 

教師に 素行のことや 学習のことなどで叱られることが多く

じっくり話を聴いてもらえず レッテルを貼られてしまった感じがする

周囲からもそう見られているように感じる

 

学校では 学習にしても 生活にしても

同じように横一線にすることがいいように言われるけれど

自分はそれが上手くできない

苦手感があるものにも ただ頑張れと言われる

 

一部の例を挙げてみましたが 他にも

部活動などへの不適応問題

学校のきまり等をめぐる不信感問題(ブラック校則)

入学・進学・転入学時の不適応問題  

家庭環境に係る問題     等

小学校では母子分離不安 愛着障害も多くあります。

 

 

不登校の原因は 人それぞれで 同じことはありません。

きっかけはあっても 問題は奥深いところにある場合もあります。

本人の性格の問題 発達障害の問題 親子関係の問題 貧困などの環境の問題など

色々な問題も絡んでいることも多く

子どもに「どうして・・・?」と聞いても

子どもは一言で言えないことも多いのです。

 

もし、子どもが自分の困り感を話したとして

親がそれを受け止めて

「そうだったんだね。それは辛かったよね。今まで頑張ってきたんだよね。」

と言ってあげられるでしょうか。じっくり話を聴いてあげられるでしょうか。

 

不登校を悪いものとして 学校へ行かせなければいけないと

親としての責任感から

「そんなことぐらいで 何言ってるの。」

「それなら こうすればいいんじゃないの。」

と叱咤激励したり アドバイスをしたりしてしまうのではないでしょうか。

 

そうなると子どもは

「折角話したのに 思いを分かってもらえない。」がっかりします。

失望します。親への不信感をもってしまいます。

 

だから、原因を見つけることよりも

まず、子どもの心に寄り添ってみることが大事だと思うのです。

そうしていると、原因も見えてくると思うのです。

親が受け止めてくれると分かれば 

その安心感で 子どももボチボチと話を始めると思うのです。

 

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次回は 「きっかけは色々でも共通していえること」について書いていこうと思います。

今日も ありがとうございました。