ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

自分の一番安心できる居やすい場所を 見つけてあげよう

夏休みが終わるにあたっての 私の思い

 

25年前 息子が中3で不登校を始めたとき

ついになってしまったかと 思った私

1年前から 全く勉強をしなくなった息子

夫の 教育虐待(その頃は こんな言葉はなかったのですが)

学習に対する意欲を全く失い

学校 教師や友だちに関しての不信感

学校に魅力を感じなくなり 学校生活も楽しくなくなりました

 

それでも 「学校へ行かなくてはいけない」という義務感

それが 当たり前と思っていた息子は 何とか通っていました。

毎日 不安と緊張のなかで 自律神経を患い体調を崩しても通学していた息子

しかし、ある日

「自分のなかで 何かプツンと切れたものを感じた」と

息子は 不登校に。

 

息子の話を聴いていて 

いつか、こんな日がくるのではとないかと思っていた私でさえ

大きなショックを受けました。毎日泣いていました。

なんで助けることができなかったのだろうと。

 

それから、私は相談できるところを いろいろ探しました。

不登校が増えてきて 相談施設も引き出すところも増えてきていました。)

心療内科 小児科 元校長先生がやっていらっしゃた塾 カウンセリング

神がかり的なことも 元不登校のお兄さん 実家の父母

息子の不登校を隠すこと無く 相談できるところを探しました

でも、近所には話しませんでした。

心配をするようなことは言っても 

我が家の実態 息子の気持ちは理解できないでしょうから。

 

そんなことをしているうちに

息子の状態はどんどん悪くなり

昼夜逆転 暴力とまではいかなかったけれど暴れていろいろなものをまき散らす

強迫神経症 うつ病

こうなると もう学校なんてどうでもいい

息子を楽にしてあげたい

(そりゃあ 学校に戻ることができたら一番いいと そのころは思っていました。)

 

今、思ってみると 息子が積極的に行ったところは

自分の思いを聴いてくれるところ 自分の思いを受け止めてくれるところ

 

そして辿り着いたのが 

遠く離れた千葉のフリースペース「フレンドスペース」

 

ここでカウンセリングをうけたとき

ただ頷いてじっくり話を聴いて下さる桝田先生を

息子は信頼したのです。

 

ただ、遠い。

16歳になったばかりの 

しかも 体調の悪い 精神的にもダメージを受けている息子を 一人で行かせるのか

しかし、ここでカウンセリングを受け続けたら 息子は救われるのではないか

家に留まったら 自分の思いを 父親や祖父母に分かってもらえず

完全にひきこもるのではないかと 私には危機感があったのです

 

そこで 息子に提案したのは

あなたはこれからどうしたい?

 フレンドスペースにお世話になってもいいし、

 家にこのまま 居てもいいし

 両方嫌なら、お母さんがあなたが居たい場所を もっと探すよ。」

そして、息子の即答

「フレンドスペースへ行きたい。」

高1の夏休みの終わりのことでした。

 

この決断が今の息子 私たち家族をつくっています。

今もフレンドスペース SCSカウンセリング研究所にお世話になっています。

 

義務教育 そして高校へ行くことは当然と考える世の中

しかし、子どもには教育を受ける権利があるだけで

学校へ行かなければならないという義務はない

親が学校へ行かせる義務があると思われがちだが それも違う

子どもが教育を受けたいという権利を 親が阻止してはならないということだけ。

 

「勉強をしないと」と親はもちろん 当人の子どもも不安がある

でも、学校でなければ 勉強ができないわけではない

学校へ行ったて 不安を抱えていれば 勉強が手につくわけでもない。

楽しく自分らしくらしく生活できるわけではない。

それなら 一番安心できる居場所を見つけてあげようよ

子どもが選ぶ場所を 探し歩こうよ

 

そこで 子どもが安心できたら 生き生きと行動できるようになり

次のステップへもいけるから

 

次のステップを見つけるのも 子ども自身

親ではないから

 

皆さんの大切なお子さんが 

自分らしく生きることができることを祈って

ありのままの あなたでいいんだよ。

ありのままの あなたが好きだよ。

と 言ってあげて下さいね。抱きしめてあげて下さいね。

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ありがとうございました。