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日本母親大会 核兵器のない平和な未来を

 

8月25日(日)

二日目は 全体会でした。

全体会と言っても、「核」と「ジェンダー」 二つの記念講演が別会場でありました。

 

私が選んだのは「核」

核兵器が無くならない世の中

世界唯一の被爆国である日本が核兵器禁止条約に反対している

アメリカの核の下で守られている 核抑止力が必要と思っている

世界の誰もが 核をもたなければ 核抑止力など必要無いのに。

 

講演して下さったのは 関西学院大教授の冨田宏治先生

 

私は「核」について反対と言いながら 不勉強で色々学ぶことができました。

 

まず、この母親大会が 静岡から生まれたということ。

ビキニ被爆事件から 核を無くそうと立ち上がったのが静岡の母親。

1954年 ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験。

その死の灰を浴びた 焼津のマグロ漁船第五福竜丸

乗組員の全員が「急性放射能症」と診断され治療を受けたが

無線長の久保山愛吉さんが亡くなられた。

亡くなるまえ、愛吉さんは妻のすずさんに

被爆で苦しむのは自分で最後にして欲しい。」と言われたそうです。

そこで、すずさんは 核兵器を無くすために 

静岡の皆さんと運動を始めたということでした。

実は第五福竜丸だけでなく 焼津の魚船だけでなく 

高知などの魚船も被爆しているそうです。

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核兵器禁止条約は 核をなくすのではなく 非合法化する条約

すでに核兵器を持っている特定国はそのままで 

新たに持つこと 新たに実験をすることが禁じられてきたけれど

それは不公平であり 持たない国が持つことをめざして問題になっている。

だから 核兵器を非合法化してしまうということ。

 

今までは 「核兵器保有国が合意できない条約は無意味だ」という議論が

なされてきたのですが

今回は50カ国の批准から 90日後には発効するということになっているそうです。

核兵器保有国一つもが参加しなくても 条約としては発効し

核兵器の禁止が法的に効力を持つそうです。

核兵器禁止条約が発効されれば 核兵器保有国が参加していなくても

条約を力に 核保有国に迫っていけば 

違法性を認めさせ廃絶に向かわせることが可能なのです。

核兵器保有国は国際法を守らない ならず者国家ということ。

 

この国連会議での採択には

日本の市民団体の運動 署名活動なども大きな力になったということでした。

 

日本もこの法律に批准すればいいのですが

「阿倍君には無理だ」と冨田先生は言われました。

新しい政権にならないとね。

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  国連の日本の席に置かれた 折り鶴

  ここに あなたがいて欲しい

 

日本母親大会については これで終わりです。

いつも長文を読んで下さり ありがとうございました。