ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

娘が 持ちこたえたわけ・・・

 

お盆過ぎに 草むしりしながら ふと思ったことが二つあった。

今日は その一つ目 娘のこと

 

娘にも色々あったけれど 何とか切り抜けて

自分の好きな道を歩んでいる。

親としては 未だに独り身でいるのが心配。

これからも 独りで生きていくなら 将来のことも考えてねとだけ話している。

病気にでもなったら どうしようもなくなるからね。

 

さて、

息子が中学に上がる前までは 娘も同じ部屋で勉強し 寝ていた。

だから、夫が息子に大声で叱っていたことも目の当たりにしていた。

 

娘は(下の子はそうなるけれど)要領よく 夫の前で振る舞っていた。

女の子は早熟なところもあるので、学校の成績も息子より少し良かった。

また、女であることが幸いしてか

夫の期待は 全て息子に集中していたこともある。

 

兄が不登校になったとき 娘は中1。

どんな気持ちで娘が通学していたかは分からないけれど

私はそのとき 息子のことで手一杯だった。

ある日、娘が 「何でお兄ちゃんは学校へ行かないの。」と私に聞いた。

私は 息子が悪いわけでないことを分かって欲しかったので

「あなたも分かるだろうけれど、お父さんに勉強のことをいろいろ言われて、

 身体の調子が悪いし 勉強や学校のことがいやになっている。」

と、答えた。

娘も 今までのことが分かっているので それで納得した。

これで良かったのかは 分からないけれど、娘はその後も息子とは仲良くしていた。

ただ、夫に対する不信感を大きくしてしまったのかもしれない。

 

私は仕事から帰ると

息子に向き合う時間が増えたし

高校へ進学しても すぐに不登校

休みの日もそのために動くことが増えていった。

 

今、思うと中学に進学してから 

娘も不安定だったし 友だちも小学校のころと変わっていった。

そして、好きなグループやバンドの曲をよく聴くようになっていた。

 

息子が千葉のフリースペースへ行ってからは

普段は娘だけになったので 娘の話を聴いてあげることはできた。

しかし、月2回の土日は息子のところへ行く生活を私は送っていた。

そして、息子の要求することは出来る限り認めてきた。

娘は どんな気持ちだったのだろう。

 

ある日 娘が(中3のときだったか)

東京へロックバンドのライブを聴きに行きたいと言い出した。

中学生の娘が一人で 夜のライブに東京へ行く?

私には青天の霹靂 思いもつかないことだった。慌てた。

正直 そんなことは無理だと思っていた。

心配だから行かせるのはちょっとと ためらうと

「ファンクラブ限定の団体バスで 

  名古屋発で会場まで行って帰ってくるだけだから。」

と言う。夜の東京の町を一人で歩くわけではない 宿泊するわけでもない

と分かって 心配の言い訳ができなくなった。

それでも・・・

結局 私はOKを出した。

夫にその話を相談すると 夫はいきなり娘に手をあげた。

娘の話をしっかり聴かない夫に 娘は不信感を強めた。

それでも、私たち母娘は夫の反対を押し切って ライブに行くことにした。

 

今、思うと これは親を試していたのかも知れない。

息子のことで 忙しくしている私。

息子の要求は全て認めるようにしてきた私。

 

不安定になっていた娘も

私のこともちゃんとみて欲しい

私の要求も ちゃんと認めてくれるのか と。 

 

こんな要求を受け入れる私は 娘に対して甘すぎるのかとも思ったが

考えてみれば

「あなたを信じているよ」というメッセージを送ることができたのかも知れない

 

これで、私に対する娘の信頼感も確実になったのかも知れない。

 

あのとき、話をちゃんと聴いてOKを出してよかったのだ と思った。

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もうここで 長文になってしまったので 次に続きます。

ごめんなさい。