ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

ポポロでの若者の成長

 

ポポロの自由市場 今日はかき氷

人数が足りないのでと お手伝いを頼まれました。

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今まで中心となってやっていた スタッフのHさんが

この7月から 山小屋に就職されたし

外のスタッフも 色々都合があったようです。

 

スタッフといっても 

ここで働きながら 自分の進むべき道を見つけていくために来ている方々です。

 

Hさんは工場勤めで疲れ 9年間ひきこもり

ポポロに辿り着いたそうです。

今は ポポロの経理も任されて そんなことは感じられないHさんですが

「自分はもう勤めることはできないだろう。」

と、話していたこともあったそうです。

私がポポロのお手伝いをし始めた頃

いつも気遣って声をかけて下さった優しい方です。

そのHさんが 新天地の山小屋に就職されました。

人を気遣いできる優しいHさんには

きっと合った仕事ではないかなと思うのです。

会社勤めが全てではないのです。

 

Kさんは パンの運搬係や焼き芋担当

私が出会ったころは 寡黙でただ黙々と仕事を熟しているという感じでした。

2週間ごとに寄付された沢山のパンを車いっぱいに積んで来てくれます。

焼き芋も美味しく焼いてくれます。

今日は かき氷を削ってくれましたが、

それがふわふわで美味しい!

それは、削る刃の調整だそうです。それができるのがKさんなのです。

今は明るく 自分から話しかけるという感じになっているように感じていますし、

Kさんの得意というか Kさんだからというのがあるのだと思っています。

 

Sさんは デザイン 印刷などを担当しています。

パソコンに向かってポポロのチラシなどの仕事をしていますが

野球が好きで球場に出かけていき そこで知り合った方と交流しているようです。

SさんのFacebookには 野球観戦とビールの紹介が出てきます。

ビールが好きで ビールのネット販売のお店を立ち上げてしまいました。

私は ビールに詳しくなく好きではないのですが

ビール好きの息子が Sさんから買ったビールは美味しいと思ったのです。

ビールについて語るSさんは熱いですよ。

これは 私が息子の就職祝いに Sさんから買ったビール 

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Aさんは 出会ったときはポポロの仲間としか 口をきくこともできず

まだまだ 人に対しての不安がある方でした。

でも、自由市場には必要な人材となり

一緒に靴などの商品を並べたり 売ったりしています。

今は慣れた手つきで美味しいコーヒーを入れています。

今日は かき氷の削り方を教えてもらい それがとっても上手でした。

 Aさん作のかき氷 写真撮るの忘れた!

明日から 子ども食堂へもお手伝いに行くそうですし

8月末に行われる岐阜市の生活消費センターのイベントで

ポポロの責任者をするそうです。スゴいなあと思いました。

 

Fさんはひきこもっていて 風のたよりをもらう立場であったのですが

今は何とそれを書くボランティアをしています。

とっても几帳面にお便りを書いています。

まだ予定以外のことは

身体がついていかないところもあるようですが

学習支援や子ども食堂のお手伝いもしています。

(Fさんとは最近会うようになったばかりで色々書けませんでしたが)

 

ポポロに来た若者たちは

それぞれに これをやってみない? これやって欲しいな

と、声をかけられ

こうやるといいよと教えてもらいながら

一人で動くことが難しいときには サポートしてもらいながら

自分のできることや役割を見つけて

皆さん 成長をしているのだなあと 思いました。

 

ポポロが大切にしていることは

出会いとつながり

居場所

出番と役割

仕事づくり

 (就労支援といってもハローワークのように

  一般の会社など組織で働くというのではなく 

  その人その人に合った仕事 その人が必要とされ 

  その人が喜びを感じる仕事をつくる ということ)

だからこそ 若者たちの成長をみることができるのだなあと思うのです。