ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

息子との 引っ越し作業での話

 

前回25日の続きです。

息子は 25日当日の夕方から疲れて寝てしまいました。

 

前々日の23日に残業もあり夜遅く帰って来た息子

前日の 朝8時半からキッチンの梱包作業に業者がやってくるので

6連勤の疲れを癒すための寝坊ができませんでした。

その後も 外の物の梱包を自分たちでしなければ

当日朝の運び出しに間に合いません。

早く終えて外へ食べに行こうと言っていたのですが

結局できず コンビニ弁当。

 

また、引っ越し業者のお兄さん お姉さんたちは 流石プロ

テキパキ ドンドン 仕事を進めていきます。

引っ越し作業慣れしている私も 何か急かされる感じがするのです。

そうすると 何か疲れる~。

そんなことで 息子は疲れ果てていました。

 

そして 息子は翌日の昼になっても起きられませんでした。

起きても 「頭が痛い」と薬を飲んでまた寝てしまいました。

まだまだ 体力は十分でないし

心理的にもタフではないのです。

 

私は仕方なく 

名古屋からもってきた洗濯物を 洗濯し

キッチンや浴室回りの荷ほどきをしていました。

 

やっと起きてきた息子が まずやった仕事は

洗浄便座の取り付け

自分が トイレに行きたくなったため。

 

その作業が終わると

シャワーを浴びると言い出しました。

まだ これから汗かくのに?

息子が言うには 「汚れの質が違う。」

確かにそうですけどね。

それが 息子の不潔恐怖 潔癖症

まだ 強迫神経症が完全に治ったわけでは ないのです。

仲良くつきあっていかなければならないもののようです。

 

そして、次に食事を作り始めました。

キッチン用品や食品は 全部私が午前中に出しておきましたから。

パスタとサラダを作ってくれました。(レトルトだけどね。)

それまで、食事の用意はできなかったので 

昨夜の外食以外は コンビニ弁当やパンで済ませていて

久しぶりにちゃんと食べたなあと息子に感謝でした。

 

息子が私に言ったこと

「よく 疲れんなあ。」

まあ、年期が違うわ。

現役時代は長時間労働を何十年としていたからね。

そのときは頭痛もよくあったよ。肩こりがひどかったからね。

と、最近知った 肩こりに効く体操を息子に伝授。

 

その後 息子は電灯の取り付け

こだわりのシーリングファンを自分で取り付けながら

「こんな息子をもってよかったと思わん?」

と、言います。

「何でも 自分でやること?」

と聞くと

「うん、そう。」

「スゴいと思うよ。なかなかできるものじゃない。昨日blogにそのこと書いたよ。」

と。

やっぱり 自分のことを認めて欲しいのだな。

 

結局 しっかりと息子が動き始めたのは夕方

そして、私は台風接近で この日のうちに帰りたかったけれど

諦めて夜もお付き合いで作業 もう一泊することに。

 

その後、家具を少し二人で動かして

食器棚に食器を並べ

息子は パソコンの配線 本の整理

私は CDラックと衣類の整理

 

息子は「どうしても、夜の方が動けるなあ。」と

昼夜逆転の身体は なかなか元に戻っていないのです。

いや、夜間の専門学校の影響かな?

 

「大分 段ボール箱が減ったね。」

と言うと

「今までの 引っ越しで一番早いかな。」

と息子。

「でも、まだ半分ある。

 いや、昨日越してきたばかりで 1日でこんなにできたと言った方がいいね。

と前向きな言葉が出てきました。

「今までは 引っ越しの度に あれが必要、これが欲しいと

 色々充実させたいと買い足してきたけれど、今回はそう思わない。

 反って不必要なものは捨てようと思う。

 今までは頑張りの証拠や足跡を残しておきたいと思ってきたけれど

 今が充実しているから もうその必要はないように感じている。

こんな話もしていました。

 

ひきこもっていて 業者に電話をかけることができなかった息子。

それが プラスに働いて、色々自分でやるようになった息子。

相変わらず 引っ越し作業はなかなか思うようなスピードでできず

焦ってしまい ダメだなあと思うところもあるみたいだけれど

プラスの自分も認めることができるようになった息子。

ポジティブに考えることができるようになった息子。

 

人それぞれ違うけれど ひきこもりは決して悪いことではない。

自分のプラスを引き出したり

見つけたりできることだね と話をしました。

 

この日も 始動が遅いので 寝るのも遅くなってしましました。

でも、翌27日は出勤。

私も流石疲れて 気がついたら朝7時です。

30分後には 出勤しなければなりません。

でも、息子はその30分で 身支度をし 簡単に食事もしたのです。

 

ひきこもりしていても 昼夜逆転しても大丈夫!

やりたいことがあれば ちゃんと動くことができる!

やりたいことが見つかれば 生き生きと生活できるようになる!

 

 親が 周囲が 

それを温かく見守ることができるかということ

 

息子に駅まで送ってもらい

風雨が強くなる前に 帰宅できました。

 

息子は 仕事の後 新居で今頃何をしているかな。

荷物はまだ残っているけれど

生活に即必要なものは整理できたので

あとは ぼちぼちやるでしょう。