土日に家庭で愛情をいっぱい受けて ゆっくり過ごし疲れをとって 月曜日にはニコニコ元気に登校してくる子どもたち・・・のはずなのに
なぜか 元気がなくダラッとしたり 落ち着きがなくソワソワしたりする子が結構いるのですよね。
お出かけして 疲れた?
スポ少などの活動で 疲れた?
なかには、家庭がおもしろくなくて淋しい思いをしている子もいます。
家の人が忙しくて 我慢している
両親のや嫁姑の仲がよくなくて 気を遣っている
勉強のことばかり言われて おもしろくない
自分の話を聴いてもらえない
~しなさい 早くしなさい と言われてばかりいる などなど
落ち着かない子と話していると、原因は家庭のことかな?と思うことがよくあります。長年小学校に勤めてきて、そんな子を多く目にしてきました。
その子たちは よく甘えてきます。いろいろ悪さをして「ぼくを見て」とサインを送っているのです。先生の愛情を一人占めしたくて
「こんなぼくのことを 先生は見捨てない?」
と、試しているのです。家庭での愛情の代わりを求めているのです。
そんな子を見ていると、愛おしくなります。
・・・でも、親の代わりにはなれませんよね。
家庭で わがままを言ったり困ったことをやったりするのも
親の愛情を求めているのです。
「ぼくのことを見てよ。かまってよ。」とサインを送っているのです。
無条件に愛されたいのです。
家庭や学校でサインを送り続けている子どもを分かって下さい。
いけないことをしたときは叱らなければなりませんが、
その後は、「あなたが大好きだよ。大切だよ。」と愛情いっぱいにハグしてあげて下さい。
不登校やひきこもりに陥ったり 思春期になって非行にはしったりするのも 愛情が子どもに届いていないからです。
愛情を十分感じていないと「自分はどうでもいい子」と思い込んで捨て鉢になり、誰も分かってくれないと殻にとじこもったり 自分を分かってくれる仲間を求めて外へ向かったりするのです。