ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

ボタンの掛け違い その2

前回、我が家の義母と義弟のことで、ボタンの掛け違いから

ひきこもりになった話を書きましたが、

我が家では 夫と息子のボタンの掛け違いもあったのです。

 

息子は長男(田舎では跡継ぎ) 男の子が生まれて夫は喜びました。

二人目は娘でしたから、可愛いといっても女。

息子をしっかり育てなければと夫は思ったのですよね。

 

男の子は晩熟で、しかも総領の甚六で少し息子はどんくさい(ADHD傾向)

女の子は早熟で、しかも娘は負けず嫌い、お兄ちゃんより上手く物事をこなしていく。

 

となると、夫は息子を何とかしなければと思います。

しかも、担任から、「躾がなっていない。」と言われたことを聞けば益々です。

 

すると、「褒めて育てる」というより、「叱る」ことが増える。

スパルタ教育になる。

 

息子にとって良かれと思ってやってきたことなのに

息子にとっては辛いことになる

息子が大切だからと思ってやってきたことなのに

息子は、自分のことを認めてくれていないと思い込む

息子をしっかりして欲しいと叱れば

息子は、自分はだめな子なんだと思い込む

息子を甘やかしてはいけないと思ってやってきたことが

息子は嫌われていると思い込む

 

なぜ、こんなボタンの掛け違いがおこるのか・・・

 

確かに息子のことを思って・・・良い子に育てたかったのだけど

しかし、本当は夫の都合の良い子に育てたかっただけ

 

でも、そのときの夫はそれに気づいていなかった。

 

夫だけでなく 

親は皆、子どもを良い子に育てたいと思っている。

でも、親の都合の良い子になっていることを 親は気づいていない。

 

感性の鋭い子は、義弟や息子のように

それに気づいてしまう。

 

これは、理屈でなく 感覚

 

私も、カウンセリングを受け、心理の勉強もして

そのことが、分かってきました。

義弟や息子のおかげで、勉強をし、気づき変わることができました。

 

親子でボタンの掛け違いがあった場合

子どもを直そうとするのではなく

親が自分を見つめ治し、自分が変わっていけば

 

子どもも自分を見つめ、自分から治っていきます。

(まだ小学生以下であれば、自然に感じとって自然に治っていきます。)