ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

部屋にこもり 口をきかない気持ち

不登校・ひきこもりで いいんだよ NO.10

 

 

先日、ふと思ったのです。

 

ひきこもると自分の部屋にとじこもり 親とも口をきかなくなる。

 

これ、私もやっていたと・・・

 

いや、私が若いころひきこもり親と口をきかなかったということではありません。

相手は 夫です。まだ、3年前の話です。

 

私の父の葬儀の時 私は夫からひどい言葉を言われました。

息子も娘も抗議してくれたのですが

夫は持論を言いうだけ、自分の考えの正しさを主張するだけ。

私は 私の気持ちや立場の話もしましたが

分かってもらえず

夫の言うことは変わりませんでした。

 

私も息子も 何度か夫に話をしました。

でも、夫は私たちの思いを分かってくれませんでした。

世間体や古い社会常識から抜け出すことができなかったのです。

 

私は一人暮らしになった母の世話を 葬儀後暫くしていました。

そんなわけで そのまま家に帰りませんでした。 

家に帰ろうと思えませんでした。

 

といっても、生活に必要なものは持っていませんでしたから

何度か家にとりに行きました。

そのとき、黙って家に入り 黙って部屋に入り

必要なものを持ち出しました。

食事も作らず コンビニ弁当を部屋で食べました。

できるだけ夫に会うことを避けていました。

夫に出くわしても 顔も見ずそのまま通りすぎました。

 

私の この行動は ひきこもりの人たちと同じだったのだと、

思ったのです。

 

皆さんも 自分の気持ち分かろうとしてくれないとき

口をききたくないと思われた経験はありませんか?

話したって また同じことを言われるだけだって。

どうせ分かってもらえないって。

 

息子は不登校をしてから 夫とは大切な話はしていませんでした。

世間話はしても 自分の気持ちは夫に言ったことはありませんでした。

「自分の気持ちを 話してみたら?」

と、私が言っても

「どうせ分かってくれないから、話していると疲れるだけ。」

と、話そうとしてきませんでした。

また、不登校・ひきこもりは自分が悪かったから起きたことと思っていたので

自分のせいだからと話すことができなかったようです。

 

そんな息子が やはり全く夫と口をきかなくなりました。

それどころか 夫と会うと夫をにらみつけ

夫が話をしようとすると 暴力を振るうようになりました。

「自分が悪いと思っていたけれど、自分が悪いんじゃなかった。

 親父の世間体や古い社会常識に縛られてきただけだった。」

と、言ったのです。

 

この夫との関係を このままでいいのかと考え始めたのは半年ほどたってから

何とかしていこうと思えたのは

夫が動いてくれたからでした。

そして、また私の気持ちを話していこうと思えたのです。

壊れた家族関係を 修復していこうと思えたのです。

 

ひきこもっている人たちも このままでいいのかと思っています。

本人が動き始めようと思えるのは

親が先に本人の気持ちを理解しようと動くことではないかと思うのです。

苦しんでいる本人の気持ちを 

まずは親が受け止めてあげることが大切だと思うのです。