ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

棚ぼたの 大学進学

息子のひきこもり脱出記 NO.24

 

通信制高校で単位をとれるようになり

アルバイトもできるようになり

次に考えるのはその後の進路です。

 

単位が取れたとはいえ 通信制高校

アルバイトができるようになったとはいえ 短期で週2・3日

規則正しい生活ができていたわけではありません。

だから、ここで就職ができるかというと・・・です。

 

どんな仕事ならできるのか。

 

食べるのは好きで、私以上に工夫して料理をしようとするし、

料理人になる?

鉄道模型が好きで、作りたいという思いはあるし

模型会社に勤めて技術屋になる? 販売店に勤める?

歴史も好きで 鎧甲にも興味があるし、

職人になる?

 

しかし、好きというだけで

修行してそれを身につけたいという思いはどうやらない・・・

修行に耐えられる精神状態ではない・・・

耐えられるほど好きというわけでもない・・・

 

そんなとき、もちあがったのが 大学進学の話。

 

息子が卒業を迎えるころには、

少子化になっており、大学進学の絶対的人数が減っていたのです。

大学も学生を確保しなければならない。

そこで、通信制高校とはいえ付属なので

推薦入学の枠ができたのです。

担任から、「受けてみるか。」という話がきたのです。

そのころには、頑張ってスクーリングにも参加して

学校側からの受けも良かったようなのです。

 

進路を全く考えることができていなかった息子。

降ってわいた話に悪い気はしなかったようです。

子どもの頃から「大学」へも行くものと思っていたと思います。

彼女もW大学に入学していました。

(年上の彼女とは息子がいつまでもフラフラしているので喧嘩別れをして、次にできた

 年下の彼女です。)

だから、余計に自分も大学生になりたかったのでしょう。

私も、「附属高校」と聞いたとき あわよくば進学もと頭の片隅にあったのです。

学歴社会の考え方から抜け出ることができていないのです。

 

何部を受けるのか。息子から相談がありました。

息子は小学校時代から社会が得意でした。

息子の話としては

一番に興味があるのが

「史学」・・・これは、卒業したら「教師」くらいしか道がない。

       研究者にしても、基礎の学習ができていないので、どちらの道も難しい

次は

「法学」・・・こちらの方が 就職するにも道が色々ありそうかな。

息子が将来のことも考えていたので、息子の考えを尊重しました。

 

ということで、受験勉強もしないまま

簡単な試験だけで推薦枠で入学が決まったのです。

 

でも、これが今も息子の悩みの種です。