ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

久々の 親子の絆カウンセリンググループワーク

 

久しぶりに フレンドスペース主催の

「親子の絆カウンセリンググループワーク」に参加してきました。

 

今日のテーマは「資格を手に入れた」

 

不登校 ひきこもりを経験した若者は

資格をとると就職に有利とあって 資格をとることを目指す人が多いです。

しかし、資格をとってもなかなか社会復帰が難しいことがあります。

 

我が家の息子の場合

息子もこの春 社会福祉士の資格をとりました。(行政書士の資格もあります。)

 

しかし、長年のひきこもり生活のあと、学校に10年遅れての復帰

その後のうつ病再発でまた5年遅れて

資格はとったものの なかなか就職先が決まりません。

年齢が引っかかってしまうようです。

専門学校の先生は大きく後押しをして下さるのですが、

世の中はなかなか厳しいです。

 

でも、息子は前を向いています。

まずは、

非常勤職員やアルバイトで実績を積んで認めてもらい、

そこから道を広げていけると信じています。

机上の学習・理論だけで考え動く人よりも

実体験があり 若者や親の気持ちが分かる人が、本当は必要とされているはずだから。

息子のその思いが叶うときがくると私も信じています。

 

他の方の事例でいうと

簿記などの資格を取り、一般会社に就職した場合

始めはいいのですが

会社での人間関係や長時間労働などについていくことができず、

退職してしまう

それは、人によって 数日 数週間 数ヶ月 長い人は数年と違うけれど

長く頑張った人は 再び ひきこもってしまうこともある

 

社会に出たいと本人は思っていても、働くことは大きな壁になってしまうのです。

 

そこで、カウンセラーの桝田宏子先生が話し合いのテーマに出された新聞記事

4月1日に内閣府が発表した中高年ひきこもりの実態61万人

それに関して 朝日新聞に当日に投稿があり、2日の朝刊に掲載された記事です。

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自分の実態を淡々と理路整然と書いてある文章。投稿して何を言いたかったのか。

ひきこもりの実態を知らせたかったのか。実名まで出して。SOSを求めているのか。

私たちは真意を図りかねました。

 

私たちが話し合った箇所は で囲んだ部分 (見にくくてごめんなさい)

「昨年1月に11年勤めた会社を辞めて」

  ・まだ、ひきこもって1年少し こんなのはひきこもっていると言えない

   実態は10年20年以上の人が多い

  ・今まで働いていたのだから、ひきこもりをそんなに軽く考えてもらいたくない

確かに、多くのひきこもりの方々の実態を知らない人は、ひきこもりのことを「甘え

だ」「働けばいいじゃないか」と軽く考えてしまうかもしれない。

 

でも、

「人間関係が面倒になった」

「自己肯定感が低い」

「短期間で辞めた仕事が多く続ける自信がない。」

ここを読むと、明らかに ひきこもりの特徴だ。

 ・人間関係を結ぶのが大変で、短期間で仕事を辞め、でも「これではいけない、働か

  なくては。」と働き、また、人間関係に疲れてまた辞め、それを何度も繰り返す。

 ・こうなると、自己肯定感はどんどん低くなる。

 ・11年間、何とかと続けようと頑張ってきたけれど、ついに疲れ果てて ひきこも

  ってしまった。

 

桝田先生と出した私たちの考え。もちろん、私もそう思って意見を言った。

 

ここで、私たちはこの記事には出て来ない大切なことについて話し合った。

このblogを読んで下さっている方は何と思われますか?

 

そう、家族。親兄弟、親戚などの近しい人たち。

 

本人が仕事を辞めざるを得なくなって苦しんでいるとき、

家族、親はどうしていたのだろう。

1回目は辞めても、また働きだしたからいいじゃないかと

それが何度もとなると、いい加減にしろ、早く仕事に就け、何を甘えているんだ

などと、本人の苦しさを考えず、

仕事に就かせることだけを考え、責めてきたのではないか。

だから、家族と絶縁状態になってしまい、孤独で、

助けを求めることもできないのではないか。

 

 

こうなると、本人の居場所はどこにもなく

相談することもできない 相談する気力さえなくなる

こころを休める場所がない

安心してひきこもることができない

自己否定だけが大きくなっていく

 

こころが疲れたとき。

安心してひきこもること場所があったら、

人は自然に治り 羽ばたいていく

社会に再び出ていくことができる

家庭、親は大切な居場所。

就職・就学を考える前に、まず家族関係を回復させること

(私の前回のblog ボタンの掛け違い・親から変わること と同じこと )

 

これが、本日の話し合いの結論。

 

そして、最後に本の紹介

「親から始まるひきこもり回復」 臨床心理士・桝田智彦著

お名前から分かるように、桝田先生の息子さんです。

実は、桝田先生親子にも色々紆余曲折がありました。

桝田先生は息子さんを信じて支え続け、智彦さんの現在があります。

桝田先生親子が長年ひきこもりの青年たち、親御さんたちを回復に導かれた実践から

書かれている本です。

 

まだ、書店にも並び始めたばかり、

Amazonでも取り扱いが始まったばかりの本です。

私も、今日、購入したばかりでまだ読んでいませんが、

私たち親子を導いてくだっさた方の本ですので、内容の素晴らしさは分かっています。

是非、手にとって見て下さい。

 

www.scsself.com