ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

ボタンの掛け違い その3

 

3月中旬に ボタンの掛け違いについて 

我が家の義母と義弟 夫と息子のことで書いてきましたが

今回は その3

 

 

不登校 ひきこもり を抱えるご家庭には 

ボタンの掛け違いが起きていると思います。

 

私の仕事でも感じますし 親の会でも感じてきました。

また、色々な子育ての講演会などを聴いて 

どの先生が言われることも 家庭に原因している

「親が変われば 子も変わる」です

 

でも、親も子どものことを考えて良かれと思ってきたこと

親も生活を支えるために一生懸命生きてきたこと

 

だから、決して「親が悪い」というのではなく

ボタンの掛け違い

親の思いと 子の思いが ずれていたということ

 

 過保護と過干渉

 甘えと甘やかし

 聴くと聞く

 諭すと叱る

 無条件の承認と 条件付き承認

 手間がかかる子と かからない子

 直すと治る              などなど

 

これを間違えると 親が愛情を注いでいると思っていても

子どもは愛されていない 淋しい 自分はダメだ と思ってしまう

 

愛されていない 淋しいと思うと

 親の関心を引こうとして わざと悪いことをして親を試してみる

 親に良い子と思われたくて 無理をしている

子どもは親に守れていなければ 生きていけないのだから

子どもの精一杯の智慧なのですよ

 

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 小さい頃 親の愛情を十分に感じて育った子は

  こころが安定する 

  自分は守られているという安心感がある

  自分の居場所を 親に 家庭に 感じることができる

だから、学齢期になり家庭から外に出ても 自己肯定感が育っているので大丈夫 

いじめなどの対人関係、勉強などのつまずきに問題がおこっても 

  「自分は大丈夫」と乗り越える力が育っているい    

  家庭に帰って 心を癒すことができる

  親に辛さを相談できる

 

一方 愛情を感じずに育った子は

  心にいつも淋しさを感じて 安定していない

  親に見捨てられるのでは・・・という心配がどこかにある

  家庭にいても 安心ができない 落ち着かない

だから、自己肯定感が育たず、自己否定をして自信がない

対人関係やつまずきなどのトラブルが起きた場合

  それを乗り越えることができない

  家庭に帰っても 心を癒すことができない

  親に相談もできない・・・

そうすれば、自分に閉じこもって 不登校 ひきこもり

または、外へはけ口を求め 非行へ・・・

 

そして 親は子どもを 直そうとする

  

でも、ボタンの掛け違いをしたままでは 子どもに親の心は通じない  

子どもは 親を信頼していないから

 

子どもは、自分がこの状態になっているわけが はっきりとは分からない

なぜ こうなってしまうのか自分でも分からない

子どもだから まだまだ 自分のこころを見つめる力は弱い 育っていない

 

だから

ボタンのかけ間違いに気づいたら 親がそれをまず治していく

親は大人なのだから 見つめる力 考える力もあるはず

だから 親が自らを治していく

 

子どもが親の真の愛情に気づいたら

子どもが ありのままの自分でいいのだという 自己肯定感をもてたら

子どもが自分は守られているという 安心感をもてたら

子どもは自分で治っていく

 

大切なお子さんを いつまでも苦しませないで!

ボタンの掛け違いに気づかないと 親自身も苦しんでいる

親さんも苦しまないで!