頼って 欲しいな
昨日 ポポロ家族会(ひきこもり)に出席して来ました。
よくいらっしゃる方 一名
時々 いらっしゃる方 一名
今日初めて いらっしゃった方 二名
そして 初めての方をお連れした民生委員さん 一名
都合のつくときは参加している私
計六名の参加でした。
今、小中学生の不登校が14万4千人 15歳~39歳のひきこもりが54万1千人 4
0歳以上の中高年ひきこもりが61万3千人と推定されています。
合計約130万人。推定なので実際はもっと多いのではないかと言われています。
その中で、どれだけの方が 周囲に助けを求めていらっしゃるのでしょうか。
不登校 ひきこもりの問題は 家族だけで解決しようとしても 難しいです。
社会の仕組みの問題 人間関係の問題 そしてご本人と家族の関係 などが 複雑に絡
み合っていて、第三者の客観的な見方が必要になってくると思います。
今日初めて参加された方も 悩んでいながらも
なかなか家族会の存在も知らなかったようです。
公的な相談機関や病院などには行かれたようです。
家庭内暴力や近所とのトラブルでは警察にも相談されたようです。
しかし、
本当の意味で 本人や家族の気持ちを救うということになると難しいと思います。
公的機関は 制約 決まりなどがありますから。
病院は 本人の病気を治せばいいと思っていますから。
警察は事件が起こらなければ 動いてくれませんから。
その結果 家族だけで どうしようもなくなり
「ひきこもりを解決します」
という甘い言葉にのせられて
大金をはらって 施設のようなところへいれる
いわゆる「引き出し屋」に頼んだ方もあるようです。(今回の参加者の知り合いの方)
その後の結果は 解決がもっと難しくなると心配してしまいます。
家族の断絶が進んでしまいます。
本人が 親 家族を 信用できなくなってしまうからです。
一昔前の戸塚ヨットスクール 長田塾 アイ・メンタルスクールのように
事件・事故も起きています。
不登校 ひきこもりは 家族の力が大切なのですが
家族が疲弊してしまっては 家族ごとひきこもりになってしまいます。
そこで必要なのが 第三者の正しい力 正しい介入
私は 体験から 親の会 家族会がいいと思っています。
親同士 本当に辛い気持ちが分かり合えるし
お互いの経験から アドバイスしあえるし
少なくとも一人で悩むことはなくなり
「皆こうなんだ。これでいいんだ。大丈夫だ。」と
不登校 ひきこもりを責めることがなくなります。
本人が救われ 安心してひきこもることができるようになります。
親自身も心が軽く明るくなることができます。
それが一番です。
安心してひきこもると
本人が自分のことをじっくりと考えることができるようになり
自分に必要な行動をとることができるようになります。
親の会 家族会は
ポポロやフレンドスペース、SCSのように
親だけでなく、相談にのって下さる方が主催しているところがいいですね。
今まで相談にのってこられた多くの素晴らしい実践から
気づきをいただけますから。
次に必要なところへも繋いでくれますから。
是非 頼って下さい。
余談ですが、
おもしろいというか 奇跡というか こんなことあるのかという体験をしました。
家族の方に付き添ってこられた民生委員さんが
息子の不登校時の担任の先生だったのです。
息子の不登校は もっと前からその傾向があり
この担任の先生が原因していたわけではないので、本当にご心配をおかけしました。
家庭訪問も 何度もして頂きました。有り難いと思っていました。
でも、それが息子にとって「余計にプレッシャーだったよね。」と言って下さいまし
た。あのころは、「学校へ来させることが大切。」「登校刺激をすることが大切。」と
言われていた時代ですから、教師も親もそれが当然だったのです。
お互いに 不登校 ひきこもりについて勉強をしてきて、今はそれが分かっているので
す。プレッシャーという面もありますが、「あなたのことをいつも考えているよ。見捨
てていないよ。」というメッセージも送って下さっていたのですよね。
不登校 ひきこもり本人の気持ちは 複雑です。
息子と連絡してみたいと言って下さったので、電話番号の交換をして帰ってきました。
夜 三週間ぶりに息子から連絡が入りました。(これも 偶然)
元気に仕事をしているようです。
担任の先生にお会いした話をすると、息子も会ってみたいと言っていました。
偶然が重なって
本当に 人生 おもしろいです。
夏至の日の 不思議なパワー?
この出会いに 何かあるのかなあ。