ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

気になったこと いいなあと思ったこと その1

先日、「千年日記」の話を聞いて、気になること、いいなあと思ったことを記録してお

くといいことを教えてもらいました。

 

さっそく、気になったこと、いいなあと思ったことがありました。

昨日11日、出勤すると机上に 校長便りが。

その裏面の新聞記事。1ヶ月以上も前の中日新聞。(我が家でも購読しているのです

が、全面詳しくは読んでいないので気づきませんでした。)

 

非認知能力(主体性や自己肯定感、社会性、自制心など、人間としての基本能力など数

値化できない力)を育む

そのために、「結果」でなく「過程」をほめる

 

その通りだと思いました。

不登校やひきこもりの子は、そういう育て方をされてこなかった子が多いのではないか

と思います。

我が家もそうでした。

私は、「結果」でなく「過程」を大切にしてきましたが、夫にはそれが通じませんでし

たし、「結果」を出せない息子に対し、それを叱ったことで息子は「自己否定」に苦し

みました。

 

息子を不登校 ひきこもりにさせてしまったのは 本当に、自分の力不足だったと思い

ます。

頑張っている息子をもっと認め褒めてあげることができていればと・・・

 

今現在これからも 子育て 不登校 ひきこもりに直面されている方は、私のような失

敗はしないで下さいね。

 

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ポポロ自由市場 参加 石焼き芋食べたかった!

昨日は、ポポロ自由市場の正式スタート!

少し出発が遅れましたが、オープニングセレモニーには間に合いました。

 

世の中で生きにくい若者たちの就労が難しい中、自分たちで仕事を作ってしまおうと、

石焼き芋屋さんがスタートしました。

一杯一杯ドリップしてくれる美味しい珈琲もあります。

イラストが得意な方の可愛いほっこりする絵はがき。

靴やさんに、おもちゃ

今回はミカンの詰め放題も。私が差し入れたキウイフルーツも一緒にしてもらいまし

た。

そして、私も、市場の賑やかしになればと、耳ツボマッサージで出店しています。

(お客さんには勿論、スタッフの方にも、無料でマッサージしてあげます。)

 

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耳ツボマッサージして、やり方を伝授している間に、朝から仕込んでいたお芋は、何と

完売!

食べたかったのに・・・

だって、スーパーなどの焼き芋は電気焼き芋機。

でも、ポポロのは 正真正銘の「石焼き芋」なのですよ。

 

ちょっと疲れたし、寒かったので(屋外)コーヒーを入れてもらいました。

入れてくれた女性は、なかなか人前に出ることが苦手な方ですが、

「すごく美味しい。こくがある。」

と言うと、にっこり笑ってくれました。こうやって人に慣れていくんだなあ。皆成長し

ていくんだよねと思いました。

 

スタッフが相談して、午後からいらっしゃるお客さんのために、お芋を追加で買ってき

てくれました。

嬉しい。こんどこそ食べられる。

でも、45分間かかります。

 

その間、コーヒーを入れてくれた方とお昼を食べながら休憩。

不登校親の会もその後催されたので、そのまま出席しました。

今回、初めて出席されたお父さんがあり、まだ不登校になってから1年もたっていませ

んでした。

とっても、悩んでおられ、疲れた表情をしておられました。

息子が不登校になったころの自分と重なりました。

今は、笑って話していられますが、何度もそんな日がありましたし、最近まで悩むこと

はありました。

そして、自分の経験談もお話しました。

耳マッサージも、スキンシップができるし、子どもさんの体調を整えることができる

し、自分のイライラや不安も癒すことができるので、皆さんにお教えしました。

 

そうしているうちに、芋が焼き上がり、注文していた皆さんの元に届きました。

そして、撤収のお手伝い。

 

「お芋が残っていたら買いたい。」

と、言ったら、午後からも売り切れ。

ああ、残念。お客様優先。

スタッフ(勝手にそう思っています。)は辛いよ。また、食べる機会はあるよね。

 

 

おからこんにゃく料理教室 2回目

 

今日は、生のおからこんにゃくを使ったレシピ。

かに玉とハンバーグ。

 

蟹の代わりに おからこんにゃくを千切りにして入れます。

ちょっと切るのが大変ですが、親子で作ればお話しながらあっという間。

家族が少ないなら、焼いた後、冷凍できます。

 

ハンバーグもお肉の代わりにおからこんにゃく。

フードフードプロセッサーを使えば簡単です。

そして、こちらも冷凍可能。

 

菜食といっても、食べていて菜食と思えない満足感。

美味しいのです。

そして、「おから」の栄養、タンパク質もたっぷり。

最近、何のテレビ番組で見たのかは覚えていませんが、植物の中にもタンパク質がある

と言っていました。

 

動物性タンパク質も必要、という方もいます。

私には分かりませんが、教えて下さった菜食の先輩は、肌の色艶もよくとてもお元気で

す。

 

歳とともに順調に悪玉コレステロール値が上がっている私(笑)です。

せっかく美味しいおからこんにゃくレシピを教えていただいたので、作りたいと思い、

2枚購入しました。

 

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 (写真を投稿するとき、時々横向きにできないのはどうしてなのか・・・初心者で分かりません。)

 

今日、一緒に講習を受けられた方に、「千年日記」のお話を聞きました。

自分が今、気になっているもの、いいなあと思うものなどの写真を貼ったり、それをメ

モに残したりするのだそうです。

 

それを見ることによって、自分の思いや考えを前向きに捉えることができそうです。

神門の飯島先生にも、「気付きやシンクロしていると思ったことをメモする癖をつける

自分の感性をどんどん上げていくことができ、自分に必要なことが寄ってくる。寄って

きたときに自分が気づけるようになる。」と言われたことを思い出しました。

今、それをやっていません。

良いことを書いて自分に意識させるのは大切なことだと、簡単でもいいのでまた書いて

いこうと思いました。

 

運転免許取りたい! 車が欲しい!!

息子のひきこもり脱出記 NO.19

 

「車の免許を取りたい。」

息子の言葉にビックリ。

彼女が運転免許を取ったということで、「考えてみたら自分も免許を取ることができる

年令なのだ、だから取りたい。」と言いだしました。

 

そうか、もう19歳になるのか・・・。

 

外へ出ることが多くなったとはいえ、フレンドスペースという理解のある守ってくれる

居場所で出会ったスタッフ友人や彼女との付き合いだけ。「社会的ひきこもり」を脱出

したわけではないし、体調も回復したわけでもないし、車の免許なんて考えもしなかっ

たし、まだまだ早いのではないかと反対でした。

 

しかし、

「自分の興味のあるもので、しかも絶対行かなければならないものでなく、自

分のペースで挑戦できるものから始めて、自信をつけたい。

次へのステップにしたい。」

と言うので、そこまで考えているのならいつまでも反対していてもと思い、OK

しました。

 

 

 息子は自分で近くで通いやすい自動車教習所を見つけて、申し込み書をもらってきまし

た。これだけでも勇気がいったでしょう。

しかし、やはりすぐには出しには行けません。

提出できても、今度は通えません。

それでも、何度か挑戦して半年後、春に仮免許が取れました。

すると、今度は「車のことを考えていてくれるだろうね。」と言い出したのです。

私としては、免許はとっても車までは・・・またまた想定外。

 

息子にしては、「免許=車=便利に動ける」という気持ちが強く、

「車が手に入らないなら免許をとっても仕方ない。」

「止めて、車を買ってもらえるようになるころに入学し直す。」

という、白か黒かで、「あいまい」という考え方はできないのです。

 

私は、

「千葉に車を持って行くということは、社会的に自分が責任を持つことだ。」

「まだ、体調も回復したわけでないし、何かあったときに、自分で適切な処理ができる

のか。まだ、若いのに一生自分が負い目をみなければならない。自分一人の問題では済

まない。相手もあることだから。」

「未成年なのだから、親も責任をもたなければならないが、離れて住んでいるのですぐ

には駆けつけることができない。」

などの反対の理由を話しました。

このことは分かってはくれたのですがが、本人の気持ちを変えることは難しかったので

す。

主人が「車のことは免許をとってから考えればいい。」と言ったことで、卒業検定を受

けて、一発合格。

 

次は、夏休みにこちらに戻っての学科試験(住民票は移してはいなかったので)。

しかし、そのときも

「車が手に入らなければ、学科試験を受けても仕方ない。」

「俺がここまで努力したのだから、その努力に報いよう。」

とか言っていました。

彼女も

「自分のために免許を取ったのだから、車のことは関係ないでしょ。」

と言ってくれたのですが、

「俺は違う。車を運転できなければ免許なんて紙切れ以下の何でもない。」

と、誰の話も聞き入れませんでした。

 

それでも、「自分に頑張ったご褒美」と言って、急行「銀河」に乗って帰ってきまし

た。(鉄道ファンなのです。)

そして、私が運転免許の試験場まで送り迎えしました。

そして、合格。おめでとう!

帰りは息子が車を運転して、お祝いにその足でランチを食べに行きました。

 

1週間ほど、私や主人が車の助手席に乗って、息子は主人の車でドライブを楽しみまし

た。一人で乗ったことは1回しかありませんでした。

「ベテランの指導を受けたい。」と言って。

 

それだけ、息子は車の運転には慎重で、私の言ったことを考えてくれていたのだろうと

思いました。

しかし、その間も車のことを言い続けていました。

何故だめなのか何回も聞きますので、こちらも前記のことを何回も話しました。

 

「体調は良くなってきているし、どうなればもう心配ないと認めてくれるのか。」

と聞きますので、こちらの目に見えることを話さなければならなくなり、

「取引のようでしたくはないのだけど」と前置きし、「例えば、通信高校やアルバイト

など、もう少し社会に参加すること。親の車を借りて運転するならとにかく、自分の車

となれば社会的責任が大きくなる。俺を一人前と認めてくれといっているのと同じだ

よ。」

と、話しました。主人も同じようなことを話したのですがどうもはっきりしません。

 

息子と主人は思うように話ができず、こんなときはいつも私が主に話をすることになり

ます。(現在でも同じ状態が続いていますが・・・)

 

そうこうしているうちに、息子が家の門(かど)で、車をコツンと当ててバンパーをへ

こませてしまいました。

これには、動揺して自信を少しなくしたようでした。

 

「責任を取れないので、車のことはまだ早い」という私の話。

のらりくらりと車のことを避けている主人。

車をぶつけてしまって、自分自身が少し不安になったこと。

 

「でも、車は欲しい。」

息子はとても不安定になりました。

 

「免許を取ったことを誰も認めてくれないし、喜んでもくれない。

 自分がどれだけ努力してきたか分かってくれない。

 車のことを考えていたからこそ、ここまで頑張れたんだ。

 それを、あんたらは分かっているのか。

 でも、もういい。

 あんたらが反対しているのに、いつまでも車のことを言っていたら、ただ我が儘を

  言っているだけみたいだから。

 車を買ってもらえないなら、やる気を出したってだめだし、今、失意のどん底にいる

 ので、這い上がるために何ヶ月かかるか分からん。

 しばらく、ひきこもっても文句言うなよ。

 松戸に帰ったら、車を見るのもいやだから外へ出られないだろう。」

などと、不満を私にぶつけてきました。

毎日乗っていた車にも乗ろうとしなくなり、昼間からお酒を飲もうとしました。

 

 

主人の車を12月に買い換える予定だったので、12月に車を何とかしてあげると約束

すれば 、それで納得するのでしょうが、いくら息子の頑張りを認めるといっても、こ

んなことでいいのだろうか。

これを乗り越えなければ、息子の本当の進歩がないのではないか。

本人が車のことを頼りに、ここまで頑張り動いてきたのだから、車を持たせて、このま

ま応援してあげた方がいいのだろうか。

 

本当に迷い、カウンセラーさんに手紙を書き、次の面接予定まで待てず電話面接を申し

込みました。

 

実は、ここに書いた内容は、手紙の下書きを参考にしています。ノート類を整理してい

たらでてきたのです。

ここまでのことは覚えていなかったのですが、あのころの息子の苦しみ・気持ちと同時

に、自分の苦しみや迷いがよく分かりました。

 

カウンセラーさんとどんな話をしたのかは、全く覚えていません。

しかし、主人の車を息子に譲って、松戸へもっていったのですから、このまま息子を信

じ応援することを選んだことは確かな事実です。

 

そして、確実に息子の行動範囲は広がり、

次の行動にも繋がっていきました。

 

改めて、本人を認め信じることの大切さを感じました。

 

 

 

やりました! 合格!

昨夜遅く、息子のアパートから帰るとA4の封筒が?

差出人は ひきこもり支援相談士認定協議会。

祈りながら恐る恐る封を切ると、合格の通知!

ジャジャーン「不登校訪問専門員」になることができました。(民間資格ですけど

ね。)

 

息子がひきこもりからほぼ脱出できてから、自分の体験を何かお役にたてないかと思っ

ていましたが、体験や自分のために学んだことだけではちょっと自信がなく、支援する

立場の勉強をしました。

 

不登校になる原因は、おおよそ理解していましたが、その原因の一つである精神疾患

発達障害について、そしてその対応の仕方など、私の知識では足りなかったものを勉強

することができました。

また、不登校をサポートする色々な機関や施設などについても学ぶことができました。

 

一番大変だったのが、事例演習です。

実際に訪問支援するには、理論より何より一番大切で必要になることです。

事例は短い文章で書かれていて情報はわずかです。そこから何が原因で不登校になった

のか、本人や家族の困り感は何なのか、今後どうなることを望んでいるのかなど、想像

を働かせて、どう支援していくと良いのかを考えなくてはなりませんでした。

迷った事例もあったのですが、そこで社会福祉士を目指して勉強している息子にもちょ

っと相談すると、同じ意見だったので自信をもって書くことができました。

 

この講座は 「一般社団法人ひきこもり支援相談士認定協会」が行っているもので、本

部は札幌ですが、全国に展開しています。10年前、2009年から始まっています。

かなり歴史はあります。

 

でも、息子が不登校になったころは、今のように支援機関や施設は整っていませんでし

た。支援する側も何が起こっているのか手探りの状態だったと思います。今では行って

はいけないと言われる「引き出し屋」が多かったときでした。その当時は「なまけ」

「甘え」「親の育て方が悪い」と受け取られ不登校やひきこもりの人たちは、苦しんだ

と思います。

 

息子は、その点、フレンドスペースに出会えて幸せでした。息子にぴったりの支援施設

でしたし、私も多くを学ぶことができました。

(現在はscsカウンセリングセンターが主になっていますが。)

 

不登校 ひきこもりでお悩みのご本人、ご家族のみなさん。

今は、理解してくれる専門家がたくさんいます。施設があります。

どうか、勇気を出して動いて下さい。

あなたにぴったりの場所がきっとあります。

あなたを分かってくれる人は必ずいます。

必ず未来は開けます。

 

私も引き続き「ひきこもり支援相談士」の資格に挑戦しています。

来年3月にレポート提出を目指しています。

 

こんな記事書いてどうかなと思ったのですが、

合格が嬉しくて書いてしまいました。

お付き合いしてくれてありがとうございました。

そして、ごめんなさい。m(_ _)m

 

 

2ヶ月ぶりに ココロ文字 楽しい時間でした

月に1回のココロ文字教室ですが、前回は仕事で参加できず、久しぶり~という感じで

した。

 

最近は、心の勉強会に参加したり、不登校 ひきこもり支援相談士の通信教育の勉強を

したりと、好きなこと やりたいことを楽しくはやっているものの 『気楽に』という

ものではありません。一応勉強ですから。

 

でも、今回は『気楽に』参加。

こういうこと 好きなんですよね。

子どもの頃から 美術は好きです。

「好きこそものの上手なれ」なら、いいのですが、

でもデザインはその中で一番苦手でした。

ココロ文字はデザインなのですよね。

発想力がないのかな。

 

先生が色々なお手本のパターンを用意して下さいます。

どれもステキ どれも可愛らしい。

好きなお手本を真似して書くのですが、先生のようには上手くいかない。

(当たり前ですよね。でも、書きた~い。)

自分なりにそのデザインを変化させて書きますが

これもセンスがなくて今ひとつ・・・

皆さんの作品がとてもステキに見えます。というか、ステキです。

 

でも、私は私。

同じじゃないからいいんだよね。比べなくていいんだよね。

楽しく書いていればいいんだよね。

そのうちに、自分でいいなあという作品ができるかも。

まだ、始めて6回目。

 

なんて思って、今日も参加。

今日は2時からでしたが、私は仕事の都合で2時半から参加。

ちょっと、慌ただしく。でもかえってそれが良かったのか、

いつもだと迷って迷って書いていたのが、今日は直感に近かったのか、

結構好きな作品ができあがりました。

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練習のとき「迎春 」という字が形良く書けず、見ていたらイノシシの横向きの姿に

なるかもと。

そこで、頭と脚を描いてみました。

これは先生にも、皆さんにも「いいね!」と言って頂けました。

 

この2枚の年賀状、どなたに出そうかな。

いや、もったいない気も・・・

 

皆さんのステキな作品です。

どれも、個性があり同じ物はありません。

今回、私は時間が足りなくて大きな作品は間に合いませんでした。

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えーっ! うそ~! 彼女ができた?!

久々に 息子のひきこもり脱出記 NO.18

 

アパートを変わってフレンドスペースに通い始めて友だちもできてきて、どれくらい経

った頃かは忘れましたが、息子に彼女ができたのです。

 

青白くひょろひょろで 吹けば飛ぶような身体(カウンセラーさんの言葉)なのに、よ

く彼女ができたものです。思いもよらない出来事でした。

 

カウンセラーさんのお話では、彼氏、彼女ができることは回復にとってとても良いこと

だそうです。

 

不登校 ひきこもりをしている若者は 自分を責め 自信を失い 周囲ヵらも認めても

らえていないと自己肯定感が低くなっています。

彼氏 彼女ができるということは、自分を好きだと言ってくれる人がいる 自分を認め

てくれる人がいる 自分を求めてくれる人がいる と思えるのです。

~ができるからというような部分的な交換条件的なものではなく、その人の全てを認め

てくれたということだからです。

 

もともと 不登校 ひきこもりの若者は 感受性が豊かで 優しく 考えすぎて 周囲

からのプレッシャーに押しつぶされたり 生きづらさを感じていた人が多いので、皆素

敵な人たちなのですよね。

だから、彼氏 彼女ができて当たり前なんですよね。

 

カウンセラーさんの言葉通り、息子はかなり色々な面で行動できるようになりました。

彼女は息子より5歳も年上でした。(これもビックリした要因です。)

ですから、彼女も自信をもったというか、彼女の方が先に色々な活動を始めました。

 

彼女と一緒にフレンドスペースの合宿やスキー、旅行などにも出かけるようになりまし

た。

このとき、大変だったのが強迫神経症による「不潔恐怖」

荷物が人の倍になります。タオル、着替え、ウエットティッシュなどなど 荷物を作る

だけで大騒動。

人の倍入れても、これで足りるのだろうかという不安で荷造りだけで疲れてしまいま

す。

 

それでも、回を重ねるごとに その不安は和らいでいったようです。

 

 

息子が彼女をつくることができたのは、

フレンドスペースへ通えるようになったから

それは、アパートを引っ越したので可能になったこと

それは、息子の心の叫びに 気づいたから。

それは、普段から息子が話をしやすい環境を作ってきたから。

 

不登校 ひきこもりの若者は始めは学校や社会に疲れて休みたいと思ったけれど、

自分の現状をそれでいいと思っているのではないのですよ。

やっぱり、外へ出て行きたいのですよ。皆と交わりたいのですよ。

苦しんでいるのですよ。

 

でも、それが簡単にできるわけではないのです。

社会で辛さや恐怖を感じることがあったので、それを簡単にぬぐうことができない。

甘えているのではありませんよ。

心に大きな傷を抱えているのですよ。(本当は脳に)

だから、正常に考えることはできないのです。

 

子どもの心の傷を癒してあげられるのは、「親」の力が大きいと思っています。

親が子どもの心を十分に理解しようと、寄り添って話を聴いていれば、子どもに安心感

ができて頼れるところができます。そして、子どもの心の傷が癒えてきます。

そうすれば、子どもも少しずつ動いてみようかなと思えます。

 

カウンセラーさんは言われます。30年相談活動をやってきて得た結論。

カウンセリングや居場所で元気になって仕事を始めても、またぶり返してしまう。

親が真剣に取り組んで子どもを理解した家庭はぶり返さない。

心の支えは「親」なのですよね。

 

子どもが何を悩んでいるのか、本当はどうしたいのか、

子どものほんの少しの言葉から、親は「想像」をすることが大切だと思います。

親は、子どもが要求していることに、「何ができるのか」を考えることが大切だと思い

ます。