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不登校 ひきこもりは 家庭の宝

義母について & やっぱり 耳ツボ「神門」すご~い!

 お盆なので、今日は一人暮らしの実家の母のマンションを夫と訪ねてお参りしてきました。その後、義母の特養に面接に行きました。

 夜は、お寺のお施餓鬼に行って来ました。

 

 そのなかで、今日一番だったことは、面接した義母に耳マッサージをしたことです。

 

 

 義母は認知症が進んで、私のことを誰か分かっていません。(夫と別居していた1年半、会っていなかったので、忘れて当然ですね。)でも、とても穏やかで人当たりはいいのです。(世話をして下さる介護士さんがいいのでしょうね。感謝です。)

 昔、夫や義弟を世間体や競争心で縛り、義弟と我が息子をひきこもりに追いやった原因をつくった人物であったはずなのに、今の穏やかな顔を見ていると、恨む気にはなれません。

 義母も、田舎の農家に生まれ、京都に奉公に出て(戦前は昭和の時代でもそんなことがまだ残っていたんだと聞いたときはビックリ。)農家の次男坊に嫁ぎ、戦争を生き抜き、義父の起こした仕事を支えて一生懸命生きてきたことが、あの性格を作ってしまったのだろう。

 今の穏やかな顔が、義母の本来もっている心なのかもしれない。

 いつまでも、過去のことを言っていてもしかたない。原因が分かったのだから、息子の気持ちが分かったのだから、これから私たち家族が息子に対してどう生きていくか、息子のことを信じ尊重して、前を向いて動き始めた息子を応援していくのが大切だろうと思う。

 

 そんな義母に耳マッサージをしていたら、うとうとしていたのが少し顔を上げて目を開けてくれました。

 「雲がきれてお天気が良くなってきたね。」というと、空を見上げて「本当やね。」と会話ができたのです。

 もっと、マッサージを続けると、目に力が宿ってきてとてもしっかりした表情になったのです。昔の義母に戻ったようでした。夫も表情が変わったことにびっくりしていました。

 夏なのに、アームウォーマーとレッグウォーマーをしていたので、「これどうしたの?」と聞くと、「わからん。誰かが下さった。」とまたまた会話が成立したのです。

畑の野菜が今年は暑さと日照り続きでだめだという話にものってきてくれました。

 いつもは話しかけても会話は成立せず、何でも「そうやね。」「いいですね。」みたいな受け答えをしているのです。

すご~い!嬉し~い!

 

 認知症の方にも「神門」はいいと聞いていましたが、確かに凄いです。

 これから、面会に行くたびに耳マッサージをして、神門シールも貼ってこようかな。

 もっと変化が現れるかな。