ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

自分も周りも元気にします。 好きなこと 趣味を楽しもう!

私は、毎週金曜日は、一人暮らしの実母の所へ行き、土曜日の夜に帰ります。

姉は、火・水に行ってくれます。

私が金・土と行くのは勤めの関係もありますが、金曜日に母とスイミングに行くからで

す。

 

母はかなりの高齢ですが、認知症の予防もかねて自分の趣味を楽しんでいます。隔週月

曜日は水彩画。水曜日は元気脳教室(これはサ高住の支援の一環)そして、金曜日はス

イミングです。そして、私と旅行にも行きます。美術館に一緒に行き、絵画の鑑賞をし

たり、コンサートにも行きます・

 

母は、五・六十代のころから、油絵とスイミング(父と)をやっていました。そのせい

かとっても元気だったのです。

私も、退職して非常勤になってから、母を見習い、和紙のちぎり絵(油絵のようにかな

り時間のかかる物はちょっと無理かと)とスイミングを始めました。

 

父母が一軒家からサ高住に替わってからは、狭いので油絵は止めていました。

そして、父の介護が始まりスイミングもお休み。

私たち姉妹も介護の手伝いに行くようになりました。

 

父が亡くなってからは、さすがの母も疲れがたまっていたようです。

私が主人と喧嘩をしたので、母の世話をしながら泊めてもらっていました。

 

そして、半年、母の疲れも大分とれてきたところで、元気脳教室に行くようになり、次

に私と一緒にスイミングにも行くようになりました。(私は、フィットネスクラブを変

更。)その後、水彩画教室も開始。

 

母は2年ほどスイミングを休んでいましたので、泳ぐことはちょっと大変になり、今は

ほとんどウォーキングですが、それでも周りの方々にビックリされるほど元気です。

 

私が、母と一緒に行くことができる時間にちょうど「クロール初級」のレッスンがあり

ます。これは、だれでも自由参加できます。私は、一応泳げるのですが、クロールはあ

まり泳げません。一番苦手です。(あ、バタフライは論外ですが。)

ということで、参加することにしました。

このとき分かったことは、苦手感があるので、どうも身体に力が入っていて浮いていな

い。だから息ができない。

浮くことを意識しているうちに、だんだん息継ぎも楽になってきました。

先生には「1年間で25メートルを目指しましょう。」と言われていましたが、半年で

25メートルは楽に行けるようになりました。継続は力なりです。(私は月・金の2回

通ってました。月は平泳ぎの中級があります。)

 

ここでまた分かったことは、身体を動かしているとストレス解消になるということで

す。そういう話はよく聞くのですが、実感しました。主人とのことでイライラを抱えて

いましたから。泳いだ後は、本当に爽快感。記録を出すとかそんなのじゃないけれど、

自分なりに身体を動かしただけですっきりしていたのです。

 

母とスイミングを始めて3ヶ月たって、家に戻ることになったのですが、母の世話に行

く金曜日の他に、月曜日もそのまま

「ストレス発散してきま~す。」

と、主人に当てつけを言って出かけていました。

 

今は、他にも学習支援ボランティア、自由市場での神門などやることも増えたので、月

曜日は行っていませんが、ボランティアも自分がやりたいこと、好きなことです。

月1でココロ文字もあります。もう少し上手くなったら、ちぎり絵と一緒にできたらい

いなあと思っています。

 

息子がボーイスカウトだったときも、お世話役をやっていました。ただ、親として参加

するのではなくて、勉強会にも参加して隊長なんてやっていたときもあります。(息子

はボーイにあがっても、私はカブ。) 完全に私の楽しみになっていました。

息子がひきこもりで大変だったときも、私はカウンセリングや親の会だけでなく、「カ

ウンセラー養成講座」にも通っていました。「息子のために勉強したい。」というの

は、主人に対しての口実で、実は「もっと知りたい。勉強してみたい。」という私の好

奇心で、楽しんでいたのです。(実習に参加することは無理だったので、資格はとって

いませんけどね。そのときの勉強は役に立っています。)

こうやって考えると、私って世話好きなのですねと今更のように思います。

 

そのころは、自分の心を隠してやっていましたが、今は

「好きなことをやっているよ。楽しいよ。忙しいけれど、充実しているよ。」

と言えます。

ちょっとこの心境に辿り着くまで、時間がかかったかな。

でも、母のことを思えば、べつにいつでもいいじゃないと思います。

そして、好きなことをできる環境に感謝です。

 

子どもが不登校でも、ひきこもりでも ストレスを発散できるもの

自分が楽しめるものを見つけることは大切だと思います。

親が暗くて 家庭も暗いと 子どもにもそれは影響します。

自分の不登校 ひきこもりで 親を苦しめているんだ 家庭を暗くしているんだと。

 

そのとき、忘れてはいけないことは、子どものことを大切に思っていること。

子どもを信じていること。心で抱きしめていること。

不登校していても ひきこもりしていてもいいんだよ。守っていくよ。

ゆっくりでいいよ。一緒に生き方を見つけていこうよ。

と、親が腹をくくることだと思います。

 

腹をくくって、余分な力や不安を消して 楽しみましょう。元気になりましょう。