至上の印象派展 ビュールレ・コレクション 圧倒されました
名古屋市美術館で開催されているビュールレ・コレクション展に母と姉を誘って行って
来ました。
母は油絵や水彩画をやるほど、絵が好きですし、私も好きなので「日本初公開の作品が
半数以上、今後来日はない。」と聞けば、名古屋で開催されるのに「行かない」という
選択肢はありません。
印象派・ポスト印象派の誰でも知っている有名な画家達の作品が揃っています。
ドラクロワ、ドガ、マネ、ルノワール、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌ、マティス、ピカソ…
こんなに多くの有名な画家の有名な作品を一人がコレクションしていることも凄いで
す。財力もあったのでしょうが、美術に対する造詣が深くなければ、こんなに素晴らし
い作品を集めることはできなかったと思います。
多くの作品のなかで圧倒されたのは、やはり有名な作品です。
有名という先入観もあるのかな。
いやいや、その作品の前に立つと、オーラというかエネルギーを感じました。その作品
をずっと見ていたい気持ちになりました。
私が一番オーラを感じた ルノワールの「可愛いイレーヌ」
透き通るような肌にほんのり赤いほおの色 細かく描かれた髪や洋服が印象的でした。
母もずっとその前で見入っていました。
スザンヌの「赤いチョッキの少年」
印象派とは違う 大胆な筆遣いや色 それでいて本当にそこにいるかのように生き生き
している
ドガの「14歳の小さな踊り子」 ブロンズ像
凜としたポーズが素敵でした。
衣装やリボンは布でできていることは知りませんでした。びっくりでした。
姉が一番お気に入りの作品でした。
そして、モネの「睡蓮の池 緑の反映」
高さ2メートル 幅4メートルの大作。この作品だけ最後のコーナーにドドーンと。圧
倒されます。(ここでは、その迫力が伝わらないのが残念です。)
睡蓮の花が周りにあり、中心に緑を映している静かな水面。本当に美しい情景です。
まだスイス国外に出たことのない作品だそうです。それが見られただけでも凄いです。
しかも、何故かこの作品だけは写真撮影OK! 多くの人が作品を観たり撮影したりし
ているので、人が映り込まないように撮影するのは大変でしたが、バッチリ撮ってきま
した。
実は、昨日は猛暑のなか植木の剪定をしていて、今朝は疲れが残っていたのですよね。
しかも、帰りのJRは遅れていて、名古屋駅のホームはいっぱい。電車も混んでいまし
た。
それが、ビュールレ・コレクションを観て、家に着いたあとは、何故かすっきりゆった
り優雅な気持ちになっています。
画家たち作品たちのもつ力・エネルギーなのでしょうか。