ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

学校は 命を懸けてまで 行くところじゃない

不登校・ひきこもりで いいんだよ NO.6

 

5日。 ことし7月、岐阜市のマンションから中学3年の男子生徒が飛び降り自殺したとみられる問題で、生徒が死亡の前日に、学校のトイレで、ほかの生徒に土下座をさせられていたことが、市の第三者委員会への取材でわかりました。第三者委員会は「生徒はエスカレートするいじめで死に追い込まれていった」としています。

 

13日。 おととし、埼玉県所沢市の中学1年生の男子生徒が自殺したことについて、市が設置した第三者委員会は、学校でのいじめがあったと認定したうえで、「勉強や部活動への苦手意識など、複数の要因が重なり自殺に至った」とする報告書をまとめました。

                          (NHK NEWS WEBより)

 

12月に入り、学校でのいじめが原因で自殺に追い込まれたことを第三者委員会が認定し

たNEWSが続きました。

 

こんな悲しい、許されない 起きてはいけない事件を聞くと、不登校・ひきこもりの人

は自分を守る道を選ぶ力のあった人だと言われていますし、そう思います。

 

不登校の原因の大きなものに「いじめ」が挙げられていますが、埼玉の事件のように

「いじめ」だけに限定できない 要因が複雑に絡み合っている場合が実は多いのです。

 

埼玉の事件では、次のように記事が続きます。

13日に公表された報告書では、自殺した男子生徒は、中学校の入学祝いで父親からもらった学用品を壊されたり、同級生から侮辱的なあだ名で呼ばれたりしていたとして、学校でのいじめがあったと認定しました。そのうえで、「勉強や部活動への苦手意識、教員や友達との関係といった複数の要因が重なり自殺に至った」と結論づけています。

 

いじめだけでなく、学校生活の様々な場面で問題があったと考えることができます。

平成29年度 文科省日本財団の統計結果を参考にしてみると、子どもたちは多くの場

面で、悩み、ストレスを抱え、自信を喪失し、体調を崩している(自律神経の乱れ)の

ではないかと思うのです。

www.tsuushinsei-navi.com

 

今日は 中・高生の不登校 ひきこもりについてです。

 

高度成長時代から 誰でも高校に進学し 大学に行く

良い大学を出ないと 良い就職先はない 裕福な生活を送ることができない

 

学校でも 良い進学校 良い大学に生徒を合格させる学校が良いとされ、親も子どもも

そのような学校を選ぶ

 

そんな学校生活だから 子どもたちはすべてに同じように成績を出すように求められる

人それぞれ 得意なことも 力も違うのに。

思うように理解できず成績の上がらない子は 自信を無くす

進路にも不安を感じる

部活に入っても それが上手くいくばかりとは限らない

友だち関係で気の合わない子、考え方のちがう子もいるけれど 

上手く合わせていかなければならない。

ストレスを感じる。対人関係でも自信がなくなる。

 

思春期を迎え、自我が芽生えだした子どもたちは 自分について考え悩んでしまう

自分をだめだと思ってしまう子もいる

学校生活が楽しくなくなってしまう子もいる。

 

そんなとき、教師に悩みを相談できる子はほとんどいない。

 

親に相談できる子も少ない。

 

そして、不登校

 

でも、実は 親の愛をいっぱいに感じて育ってきた子は

自己肯定感が高いので 

自分のありのままを認め 自分はこれで大丈夫だと 不登校にならないし

親にも ありのままの自分を出して相談ができるそうです。

(舛田先生のお話から)

 

学校へ行かなくなると、親は慌てます。うろたえます。(私もそうでした。)

何とか 学校へ行かそうと思います。

でも、そのときはもう、学校生活の悩み、疲れ ストレスで自律神経がおかしくな

っていますから無理なんですよね。

前の晩に「明日は行く」と用意していても、朝になると起きることができない。

それは、サボりでも 怠けでもない。

息子も 朝起きることができなかった。

出かけようとすると下痢をして行くことができなかった。

 

親が「行け」といえば

「親に心配かけている 自分は学校にも行けない情けない だめなやつだ。」と

ますます 自信を無くしてしまう。自己肯定感が低くなる。

{息子が そう言っていました。)

そして、親が行きたくても行けない自分の辛い気持ちを分かってくれなければ

親に反抗して口を利かなくなってしまったり 部屋に閉じこもったり

暴力をふるったり・・・

親に自分の気持ちを分かって欲しいのに

自分では 整理して上手く話すことはできず イライラ 

 

せっかく 生きづらい学校から抜けて

自分らしい生き方をさがす道を自分で選んだのに。

 

親が不登校を認め 子どもの選択を認めることができたら

子どもは徐々に安心し 悩み ストレスなどから解放されます。

 

親は子どもにとって 絶対的な存在だから

不登校のきっかけが何であれ

不登校を選んだ後、

親の対応次第でそれが長引くかどうか 決まると私は思っています。

体験から そう思うのです。

 

親が不登校を認めず「ダメなことだ」と決めつければ

自分の行動を否定され ますます自信を無くし

自分の気持ちを分かってもらえなければ 反抗し

問題が深刻化していきます。

 

親が自分のことを認めてくれていると思えば

安心して 不登校・ひきこもりをし

自分で 自分が生きる道を考えていきます。

だって、自分の人生ですから 自分が決めるものだと 

子どもも分かっているし 考えています。

 

子どもが迷ったり 相談に乗って欲しいと思えば

子どもから声をかけてきたり そぶりを見せたりします。

そのとき アドバイスしたり 背中を押してあげれば いいのです。

 

完全に 息子が学校に行くことが無理と思ったときから

息子の行動や言葉を認め耳を傾けてきたときから

息子との良い関係が続いています。 

息子は自分のやりたいことを見つけ 今 やりがいをもって働いています。