ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

ボタンの掛け違い

今日は 先日亡くなった義母の二七日でした。

 

今、色々思い起こしてみると、何とかしてあげられなかったのだろうかと

後悔することが一つあります。

それは、義母と義弟との間の ボタンの掛け違い。

 

司会の女性が、葬儀を義母の生前の話をして締めくくりたいと言われ、

前日、夫と私に話を聞きました。

そのとき、義母の苦労の話や頑張って来た話などをしました。

 

葬儀最後のナレーションに

司会の女性がしんみりと

「ミシンの内職をし、ご主人の仕事の手伝いをし、畑仕事もしながら、

 お子様がたを育てあげられた優しいお母様。」

と言われたのですが、それを聞いていた義弟が葬儀の後に

「実際は 違うけどな。」

と、息子と娘と私につぶやいたのです。

 

義母は、子どもを4人産んでいます。

長女を1歳のころに亡くしています。

その後、主人が生まれ、そして、流産も何回か経験したようです。

主人の下の弟は、生まれて直ぐに病院のミスで亡くなったようです。

そして、やっと無事に生まれた待望の義弟。

義母は40になっていたようです。

 

 

義母は何かことがあると

「恥ずかしいけど、うちは、まだこんな小さい子があるからいかんわ。」

と、周囲に話をしていたようです。

義母にしてみれば、ただ謙遜して発した言葉だったのでしょうが、

傍らで聞いていた義弟は、

「おれは、いらん子だったのだ。」

と思い込んでしまったのです。

何人も子どもを亡くして、やっとできた子。

可愛くてしかたないはずですし、愛情一杯に育てたはずなのです。

 

義弟が小さい頃は、家に住み込みの従業員もいて、義母はその世話にも忙しく、

義弟は淋しい思いをしていたのかもしれません。

 

また、中学生のときは、義弟が相談しても、自分が学歴がないために自信が無く、

「そんなこと心配ない。」

「兄ちゃんの言うことを聞いていれば、間違いない。」

と、優秀で有名大学を出た夫に丸投げしてしまったのです。

夫は、中学生頃は義母に色々相談することなく、自分で考えて行動していたのでしょ

う。夫と義弟は性格が違うことを義母は見逃していたのかもしれません。

 

義母に義弟を頼まれた夫は、自分が苦労して勉強したノウハウを教えようと、

義弟の気持ちを聞かずにスパルタ教育をしてしまったのです。

 

その結果、有名大学に合格したものの中途退学し、

その後、身体を壊し精神的にも追い込まれ、

ひきこもり状態に陥り、苦労してきたのです。

 

前記のことは、義弟から直接聞いた話です。

夫や義母にいくら訴えても、分かってくれないと・・・

私は、義弟の気持ちが分かったので、話をよく聞いていたのです。

そして、義母の立場も理解できたのです。

 

ですから、義母に義弟の話をしましたが、理解してもらえず、

反対に、義弟の話をするから嫌だ、怖いと、避けられてしまいました。

 

義弟にも、「お母さんの気持ちは~だったと思うよ。」と話しても

「そんなことはない。」と、否定されてしまいました。

 

二人の気持ちが分かった私が、

何とかもっと上手く、話ができなかったのだろうと思ったのです。

義母が亡くなる前に、

二人の気持ちのすれ違いを何とかできなかったのだろうと思ったのです。

 

話は戻りますが、ひきこもってしまった義弟に何とか元気になって欲しいと思い、

遠隔でエネルギーを送ることができると聞いて、

私は、宇宙エネルギーの世界に足を踏み入れたのです。

 

幸いにも義弟は、スピリチュアルの世界に興味をもっていたので、

私がエネルギーを送ることを受け入れてくれて、

遠隔でも、私の送るエネルギーを感じてくれました。

そして、少しずつ身体の回復の兆しも見えてきました。

 

そんなとき、エネルギーの先生が

義弟の住んでいる近くの市でも始めるという話を聞いたので

義弟にも話しました。

義弟は何とか、毎月、エネルギーを受けに行くことができました。

何回かして、義弟から「親父の写真を送って欲しい。」と連絡がきました。

先生から「じっと見守っている男性がいる。」と、言われたそうです。

その人物の様子、顔つきを聞くと、義父ではないかと思ったそうです。

そして、何枚か写真をメールで送りました。

一月後、その写真を先生に見せると、やはり義父だったのです。

 

ずっと、家族から見放されてきたと思っていた義弟が

家族の愛情を感じることが やっとできたのです。

そして、義弟は回復していきました。

 

でも、義母とのことは、まだボタンを掛け違ったままなのです。

義父も亡くなってから、義弟と心が通じたので、

義母ともきっと何かの機会に通じ合えることができるといいなあと思います。

本当に幸せになるために、早く通じ合って欲しいと思います。

私が手助けできることを探っていきたいと思います。