ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

アパートを変わって

息子のひきこもり脱出記 No.17

 

千葉の北小金に住んでから1年3ヶ月で、フレンドスペースまで 自転車でも徒歩でも

通える距離のアパートへ引っ越しました。

 

その結果・・・少しずつ通えるようになってきたのです。

 

これで、通えるようになるという確信があったわけではないのです。

ただ、息子も私も、今のままではいけない、何とかしたいという思いだけでした。

 

決断して良かった。

 

居場所が近いということはやはり大切です。

ひきこもりということは、

簡単に動くことができず、動くことだけにもすごい決断がいるのですから。

遠くだと、行くことにさえ負担を感じてしまいます。

決断して動き出しても到着するころには、もう居場所が終了してしまう時間になってし

まいます。

 

何度か顔を出していると、フレンドスペースが行っている月刊の定例行事にカウンセラ

ーさんが誘って下さいました。

するとそこで、顔見知りの仲間もでき、友だちもできてきました。

息子の話の中に、いつも同じ名前の方の話が出てくるようになったのです。

ほとんどの方が息子よりかなり年上でした。

でも、同じような悩みをもつ方々なので、話が通じることが多く共感し合えたようです。

そして、お互いのアパートを行き来したり、皆で集まったりもしていたようです。

 

動けるようになってきたことで、少しずつ自信ももててきたでしょうが、

体調が良くなったわけではなく、強迫神経症もそのままでした。

それを理解してくれる仲間たちなので大丈夫という安心感もあったと思います。

鬱は、抗うつ剤を飲んでいるとそのときは動くことができても、ハイになってしまい自

分のやりたかった目的を忘れてしまうことに気付き、怖くなって自分から飲むのを止め

ました。