ありのままの あなたで

不登校 ひきこもりは 家庭の宝

アパート探し そして引越し

息子のひきこもり脱出記 No.16

 

少しでも息子が動きやすいように、フレンドスペースがある北松戸へ引越すことに決

めた。

息子自身も動きやすいし、サポーターさんも訪問しやすいです。

 

アパートの候補は2件。

北小金のアパートはわりと新しかったのですが、この2件はかなり古い。

できるだけフレンドスペース近くがいいのですが、どちらも徒歩15分ほどはかかりま

した。

フレンドスペースは駅から5分ほどですから、駅前近くでなかなか手ごろな物件はあ

りません。

1件目は私立高校が見える高台で、高校生が通う姿が見えます。高台なので眺めは良

く気分はいいのですが、息子にとって高校生が歩く姿を見るのは心穏やかではない。

間取りもあまりよくない。どこに何を置く?

 

もう1件は線路のすぐ脇、早朝から深夜まで電車が走ってうるさい。

古くて畳を無理やり絨毯で洋室風にして、建てつけも悪い。

息子にとって大切な風呂もちょっとという状態。

 

北小金のアパートの方が数段良かった。駅から15分は同じようなものだけど。

それでも息子は引越しを決めた。

出て行きたかったのに、出て行けなかったのは本当に辛かったのだと思う。 

 

どちらかと言えば、鉄道好きな息子には音がうるさくても、電車を眺めているなら苦

にならないということで、2件目に決定。

 

1年で引越しというのは経済的にも 時間的にも痛手だ。

アパートの契約にしても、引越し業者を頼むにしても、カーテンなども買い直さなけ

ればならないし・・・

 アパートを探し歩くのも 引越し作業も時間がかかる

 

それでも引越しを決めたのは  やはり  息子のため

息子が  どうしたいのか

それを考えて  動く。

親の都合で動くのではない。

息子にとっても引越しは大変だ。何しろひきこもりなのだから、簡単に動ける人間で

はないのだから。

その息子が引越しを望んでいるのだから。

 

私は、これが今の息子にとっていいことだ、必要なことだと思ったら、すぐ動いた。

息子のことを考えていると、ピンとくる。ごちゃごちゃ考えていたって始まらない。

息子のことを理解していない夫に相談しても始まらない。

共働きで良かった!

 

1月に新生活開始。息子17才。