江戸時代は 鬱病はなかった?
江戸は幸福な町だった 江戸時代には鬱病は無かったと この日の講師である立命館大学の山崎有恒先生が言われました。
江戸時代は お金がなくても周りが助けてくれた
お金に困ったら大道芸のアルバイトができた
仕事は家業を継げばよかった
だから、江戸時代の医療の文書をみると、鬱病はでてこない。
明治時代の競争社会で鬱病患者が急増した
この話をどう思うか。
将軍のなかには、跡継ぎ問題などに悩んで鬱病だったと言われる方があるそうだけど・・・
周囲の方が暖かく助け合える社会は素晴らしく、守られていると思う。
でも、世襲で家業を継げば悩まなくてもいいというのはどうなのだろう。
確かに、子どもの頃から親の姿を見て、親を真似て仕事を覚えていくのだし、それが当たり前と思っているのだから、悩まなくてもいい。
しかし、中にはその仕事が向いていなくて悩んだ人もあるかもしれない。
低い身分の人は、その仕事がいやでも別の仕事ができるわけでもなく、差別もされてきただろう。
だから、幸福だったといえるのだろうか。
きっと、なかには不平等を感じ、何とかしたいと思っていた人もあると思う。
それが、明治維新にも関係があるのでしょうね。
誰もが 学問をして立身出世ができるようになった 明治時代以降。
それでも、まだまだ貧乏で封建社会であった時代は 全ての人が同じように教育を受けることができず、多くの人は世襲だったのだと思う。
第2次世界大戦敗戦後、新しい憲法のもと義務教育の権利が生まれた。そして高度成長時代。日本全国民が中流社会と言われた時代。バブル時代。
こうなると、親は子どもをよい大学に入れて大企業に就職させるのが子どもの幸せと考えるようになった。誰もが大学を目指すようになった。そこで、受験戦争。みんなが高学歴に。
でも、バブルがはじけて、大学を卒業したものの、就職先がない。
今は、売り手市場にはなったものの、自分が思う大企業に就職できる人は少ない。
確かに、こんなことを考えると、不登校 ひきこもり うつ病が起きやすい社会になってしまったのでしょうね。
何が本当の幸せなのだろう。
子どもとどう向き合うと幸せになるのだろうね。
ありのままのあなたが好きだよ!
それで、いいのだと思う。