今日、現役時代の友だち二人とランチして、オカリナの演奏を聴くために岐阜駅のハートフルフェスタへ誘われて行ってきました。演奏会の場所と時間の関係で、ランチと言ってもサイゼリヤ。それでも楽しく過ごせたのでOKです。
そして、驚いたことにオカリナのグループの指揮をしていた方は、現役時代に一緒に仕事をしたことのある方でした。友だち二人もマジックショーの方、フラダンスの方とお知り合いでした。皆さん退職後も趣味を楽しんで生き生きしていらっしゃるのです。
私もジムに行って泳いだり、旅行に行ったり、和紙のちぎり絵(只今ちょっと休憩中)をやったりして楽しんでいます。子どものころ習っていたバイオリンも再会しようかと・・・これはまだ実現していません。楽器の修理はしたのですが。
子育てに忙しいみなさんや現役のみなさんは、ちょっと無理と思われるでしょうが、心のゆとりは大切だと思うのです。
子どもが不登校・ひきこもりとなるとますますそうでしょう。
でも、カウンセラーさんに言われたのです。
「親が趣味をもつなどして楽しんで下さい。」と。
「ええー!」
「そんなことしたら、子どもに申し訳ない。」
「子どもが苦しんでいるときに、親が楽しむなんてできっこない。」
と、思われる方が多いと思います。
でも、そうではないのですよね。
子どもは不登校・ひきこもりをしているとき
「行きたいのに行けない。」
「行かなくてはいけないのは分かっているのだけど。」
などと、悩んでいます。
そのときに親が暗い顔をして涙を流していれば
「家族にも迷惑をかけている。」
「親に心配をかけているわたしはだめだ。」
と、ますます落ち込んでしまいます。
一日中、子どもさんの不登校・ひきこもりを考えていたら、お母さんまで鬱になってしまいます。何か趣味などに集中して楽しんでいれば、少しの間気が紛れて前向きになることができます。
私の場合は仕事でしたが、仕事の間は少し忘れることができました。
(と言っても、最初のころは仕事に行くのが辛くて、家は出たものの休みをもらって車を走らせて遠出し、泣いていたこともありましたけどね。)
仕事から帰れば、本気で息子と付き合うことができました。
メリハリが大切なのですよね。あいうえお
「辛いときは、休んでいいんだよ。」
「ゆっくり休んで気持ちを楽にしてね。」
と、学校へ行けない辛い気持ちに寄り添うことが大切だと思うのです。
そのためには、お母さんの心にゆとりがないとだめなんですよね。
また、「ゆっくり休んで。」と言いながら、「いつ、学校へ戻ってくれるのかな。」「元気が出てきたから行けるのじゃないかな。」なんて考えていると、敏感な子は親の本心を見抜いて、本当にゆっくり気持ちを落ち着かせることはできないのです。
そのためにも、親が覚悟を決めて、この子にとって不登校・ひきこもりは大切なことなんだ。だから、この子を楽にするためにも、自分も楽しもう、子どもと一緒に楽しもうと思っていいのです。
そして、家を子どもの本当の居場所にする必要があると思うのです。甘やかしではないのかと思われるかもしれませんが、子どもは親に甘え足りなくて不登校・ひきこもりになることが多いのですから。