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不登校 ひきこもりは 家庭の宝

子どもは親が思う以上に気を遣っています

 一口に不登校 ひきこもり といっても、そのきっかけも状態も全員違います。

 その子の性格や家族の状況、学校の様子など 全て違っているのですから。

でも、共通点はあり、根本はみな同じなんですよね。 

 

 共通点は、気を遣って学校や職場の人間関係に疲れてしまったということですね。

 乳幼児期では、親に甘えて自分の存在を認めて欲しいと思っていますが、それが十分満たされないと、とても不安になります。

 学齢期や青年期になれば、自分という存在を周囲とどのように調和させていくのか、うまく合わせようと気を遣って人間関係に疲れてしまうことがあります。思うようにいかなければ自分をだめな人間だと思い込んでしまいます。でも、親には心配をかけられないと一人でため込んでしまいます。

 

 

 そのとき、子どもを支えるのは家族から受けてきた愛情なのです。

下の図はフリースペースの親の会で、子どもの成長過程の段階として講師のカウンセラーさんから何回も聴いたお話です。

 乳幼児期にたっぷりの愛情を受けてきた子は自己肯定感が高く、社会に出て何か困難なことが起こっても自分で乗り越えられるのです。しかし、愛情を感じられなかった子は自信がなく乗り越えることができず、家庭に戻り出ていけなくなってしまいます。

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 不登校 ひきこもるの子は いわゆるいい子で「感受性が鋭く」「優しく」「気が弱い」子だと言われています。

 感受性が鋭いので親が何も言わなくても、家族の状態を察し気を遣い、心配し、我慢して「甘える」ことができなかった子が不登校 ひきこもりになるのです。

 

 愛情いっぱいに認められて育った子は、自信をもち自分を好きになり、他人を認め愛することができる大人に成長できるということです。